ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪神園芸
「チャイルド・ケモ・ハウスの植栽管理の支援」
第63回は、阪神園芸がチャイルド・ケモ・ハウスを支援するために実施している植栽管理について紹介します。
(本記事の内容は、2017年12月時点のものです)

社会に出るための大切な礎に
チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がんをはじめとした医療的なケアが必要なこども・若年成人が家族と一緒に暮らしながら治療を行える日本初の施設です。「小児がんになっても笑顔で育つ」というコンセプトで2013年、神戸市のポートアイランドにオープンしました。それまでは小児がんなどの闘病生活を過ごす場所は大きな病院か家庭の二者択一しかありませんでした。さらに、感染症などのリスクを避けるため、家族とは離れて過ごさなければならないこともあります。「両者の中間的な位置づけにあるこの施設なら、こどもは家族と温かい雰囲気の中で、治療を受けながら安心して過ごせます」と話すのは、事務局長の楠木(くすのき)医師。
このチャイルド・ケモ・ハウスのシンボルツリーであるクスノキを飾り、クリスマスツリーにしよう!という企画がスタートしたのは2014年のこと。一口10,000円でデコレーションボールへのドネーション(寄付)を募ったところ、多くの方からの賛同があり、温かな気持ちのこもったクリスマスツリーができました。


社会に出るための大切な礎に
このクスノキを始め、チャイルド・ケモ・ハウスの敷地には、多くの木々や植栽があります。「部屋から、季節を感じる緑や花が眺められるようにとの考えからですが、日々の水やりや手入れは本当に大変でした」と語る楠木医師。そんな時、支援を申し出たのが阪神園芸でした。
緑地に関する調査、企画、施工から維持管理までを手がける阪神園芸の緑地管理部次長 前野さんによると「ある企業から施設のお話を聞いたのがきっかけで、何かご協力ができたらと社内で検討し、2014年からチャイルド・ケモ・ハウスの植栽管理に関わるようになりました」とのこと。
現在、定期的な作業は年3回。6〜8月に低木の剪定作業病害虫防除、10月〜12月に中高木の剪定とクリスマス向けのデコレーションボールの取り付け、1月〜2月に肥料やりとデコレーションボールの取り外しを行います。
飾りつけは、最初はシンボルツリーのクスノキ1本でしたが、ドネーションが増えた今では、施設入口にあるサルスベリの木2本も飾るようになりました。患児のご家族やお見舞いの方々はもちろん、入院中のこども達も外出時に見ることができます。

 

地域の一員として次世代の育成に携わる
阪神園芸のスタッフが患児さんと直接会うことはないですが、「ご家族やスタッフの方に『きれいにしてくれてありがとうございます』と言われると、とてもうれしいですね」と前野さんは話します。
一方、楠木医師は「日常の手入れは、スタッフやボランティアで行っていますが、プロの支援をいただき、本当に感謝の言葉しかありません」。阪神園芸では年3回の支援だけでなく、害虫がついた時などには随時相談にのったり、時には実際に現地で確認して、アドバイスなども行っています。
今後は、「患児さん・ご家族・スタッフの方も含めて、一緒に簡単な剪定作業や、花の苗を花壇に植えるなどして、コミュニケーションができたらと考えています。そうすることで、植物を大事に扱うことも知っていただければ」と前野さんの夢は膨らみます。
これからも、阪神園芸は植栽管理の支援を通じて、こども達やその家族、訪れる方々が、緑と花々に癒され、笑顔で過ごすためサポートしていきたいと思っています。

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 

11月下旬、ポートアイランドにあるチャイルド・ケモ・ハウスに伺いました。ちょうど、阪神園芸のスタッフが今年度2回目の剪定と、デコレーションボールの取り付け作業をしているところでした。駐車場にある大きなシンボルツリーのクスノキには、すでにデコレーションボールが飾られ、施設入り口のサルスベリの木2本の取り付けにかかっているところでしたが、高い脚立に乗っての作業を、実に軽々とされています。枝の剪定も成長の度合いなどを見ていると聞いて、さすが阪神甲子園球場のツタや芝生、土を管理するプロならではの仕事だと頼もしく思いました。
小児がんや難病のこどもが、つらい手術や治療を乗り越え、笑顔で明るく暮らせるようにと、チャイルド・ケモ・ハウスに対して、多くの方がさまざまな形でサポートしています。阪神園芸の植栽管理の支援もその一つ。こども達と支える家族の方のためにと、仕事を通じて社会貢献ができることに誇りを持っているのが感じられました。こども達が、こうした植物や美しいデコレーションボールで装飾された木々を眺めて、少しでも明るい気分になってくれたらと、願う取材になりました。



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