ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪神総合レジャー、阪急電鉄、阪神電気鉄道
「アースデー2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク」
第19回は、4月22日のアースデー(地球環境を考える日)にちなんで、阪神総合レジャー、阪急電鉄、阪神電気鉄道を含む実行委員会が企画し、神戸・六甲山で2日間にわたって行われたウオーキングイベント「第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク」をご紹介します。
(本ページの内容は、2010年7月時点のものです)

神戸市街地からすぐのウオーキングスポット
大阪・神戸から手軽に行けるレジャースポットとして、人気の高い六甲山。今回の「第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク」は、この六甲山を舞台に最長16kmから最短4kmの6コースを設定して開催。2日間で3127名の参加者が、ご自身の体力や熟練度に合わせていろいろなコースを楽しまれました。
この企画の立ち上げから関わっているのが、阪急電鉄の谷口さん。谷口さんは普段から、トレイルランニング(山道を走るスポーツ・以降「トレラン」)を行っていたことから、2008年に、グループ内外の会社・団体が集まる六甲山活性化を検討する委員会で、六甲山を利用したマラソンやトレランを企画提案していたといいます。ところが山上には車道が一本しかなく、交通規制が難しいことや、トレランのコース選定がネックとなり断念。「そんな時耳にしたのは二日間にわたって歩く『ツーデーウオーク』プログラムです。ウオーキングであれば、自分の体力に合わせて、どなたでも楽しむことができます。また、ゆっくりと歩くわけですから自然と触れ合う時間が長くなることから、六甲山でのイベントはウオーキングに決まったんです」。
アースデー2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク
阪急電鉄 谷口さん

六甲山を“新”里山に
「また、今回の『ツーデーウオーク』では六甲山を神戸の“里山”として位置付けています。参加者の皆さんには六甲山の豊かな自然の中を散策し、健康づくりや森林浴を楽しんでいただくだけでなく、コースの中には「クリーンウオーク」を設定し、ゴミ拾いなどにも積極的に参加していただきました。山上全体の環境の保全についても考えていただくきっかけになったらと考えています」と話して下さったのは、阪神総合レジャー 六甲事業本部の小林さん。
今回のイベントが4月22日の「アースデー(アメリカ合衆国で1970年に環境問題についての討論集会が呼び掛けられ、環境に関する取り組みを行う日として宣言された日)」に合わせて行われたのもそのため。実際に、クリーンウオーク参加者の皆様にはスタート時にゴミ袋をお渡しし、ウォーキング中に目についたゴミを拾うことで、山上の環境美化に取り組んでいただきました。
また、今回のウォーキングの特徴は、参加者から集めた参加費用の一割に、主催者から同額をプラスし、六甲山上緑化のための基金に寄付しているという点にもあります。「ただ歩くだけでなく、自然も健康も、環境もしっかりと感じながら、六甲山、そして神戸の良いところを感じてほしいと思っています」。
ゴミ袋を手に歩く参加者の皆さん
阪神総合レジャー 六甲事業本部 小林さん

未来に向けて新たなプラン始動!?
また今回のイベントでは、参加者の皆様にツーデーウオーク特製のTシャツが配られました。生地は吸汗、速乾性に優れており、ウオーキングはもちろん、スポーツに最適なこだわりのTシャツです。このTシャツをはじめ、パンフレットやイベントキャラクターのデザインの制作を担当したのは阪神総合レジャーの佐野さん。
今回のイベントの手ごたえについて、「今回のツーデーウオークには3,000人を超える参加者の方に集まっていただきました。そのうち、約7割もの方が2日間とも参加していただきました。ご高齢の方、ファミリー、学生の方など、老若男女にご参加いただき、新たなウオーキング層を発掘できたのではと思っています。Tシャツの評判も良く、参加された皆さんからは「次回が楽しみ」という感想をいただきました」と話してくれました。また、谷口さんは今後の予定についても「六甲山は他の街中で行うウオーキングイベントと違い、土の上を歩くことが多いですからヒザへの負担も少ないのが特徴です。
さらに四季折々の植物や小鳥のさえずり、展望台からの眺望なども堪能できる、ウオーキングに最適な場所なのです。来年はさらに六甲山の名所や絶景スポットを追加し、楽しく、歩きがいのあるコースを設定したいですね」と意欲満々。運営についても「今回は神戸ウオーキング協会や神戸新聞社のご協力も得て、イベントを実施することができました。次年度以降も、さらに検討を重ね、参加者の方に喜んでいただける、安全性の高いイベントとして継続的していきたいですね」と語ってくれました。
阪神総合レジャーの佐野さん
第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク特製のTシャツ

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 阪神総合レジャー、阪急電鉄、阪神電気鉄道「アースデイ2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク」

アースデー2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオーク六甲ケーブル下駅からケーブルカーで約10分。六甲山上駅に降り立った瞬間に、身体を凛とした空気が包みます。四月とはいえこの日は少々花冷えがしていて、山上と平地の気温の差を肌で感じることが出来ました。

この六甲山上駅から六甲山上バスに乗って到着したのが、今回のツーデーウオークの拠点となる六甲山カンツリーハウス。初日であるこの日は、事前・当日それぞれの申し込みを含めて2000名近くが参加しました。皆さん自分のバッグに付けるゼッケンに名前と意気込みのメッセージを記入し、ウオーキングイベントの開催を待っています。 メイン会場での開会式、準備運動を行い、「エイエイオー!」の掛け声とともにウオーキングスタート。私たちは、一番幅広い年齢層の方が参加されていた13kmのBコースの皆さんと出発。クリーンウオークのコースでしたので出発ゲートではゴミ袋も配られていました。

アースデー2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオークしばらく歩いていると、身体も温まってきます。六甲山の上から始めるハイキングですから、眺望は最高。六甲ガーデンテラスからの景色は、少し雲がかかってはいたものの神戸市街や大阪方面が一望できます。少し林道に入れば、緑あふれる景色の中あちらこちらでウグイスがさえずる、さわやかなハイキングができました。

参加者の皆さんにお話を聞くと、一様に「とても楽しく歩くことができた。また来年も参加したい」と満足そう。中にはワンちゃんと一緒に参加した方も。「犬と一緒に参加できる山のウオーキングは珍しい、それに今日はいつもより気温は低かったけれど、犬にはちょうど良かったみたいだし、私達も歩きやすかったよ」と、今回のイベントを心から楽しんでいらっしゃいました。

アースデー2010 第1回 神戸・六甲山ツーデーウオークまた、今回のウオーキングはゴミ袋をもって山道のごみを拾う「クリーンハイク」も兼ねていたのですが、ウオーキングを終え、ゴールする参加者の皆さんの手にしているごみはほんの少し。私たちもコースを回りましたが、山中にゴミはほとんど見られません。普段からハイカーや地域の皆さんがしっかりとルールと自然を守ってくれているのだろうな、と少し嬉しくなりました。

ツーデーウオークは今回が初めての試み、谷口さんによれば六甲山にはもっともっと魅力的なウオーキングコースがあるそうです。来年はどんなコースが組まれるのだろう、参加者がもっと増えて、「春の六甲山といえばツーデーウオークやんな!」と心待ちにしていただくくらい、人気イベントになって欲しいです。





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