ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪急バス、阪急阪神エムテック、阪急観光バス、阪急田園バス、大阪空港交通
「阪急バスグループ お客様感謝Day」

第27回は「阪急バスグループ お客様感謝Day」。阪急バスグループ各社が協力し、日ごろの感謝と、地域のお客様やこども達がバスにもっと気軽に親しめるようにと開催されたこの取り組みについてご案内します。
(本ページの内容は、2011年8月時点のものです)


バスを利用する皆様に、日ごろの感謝をこめて
「阪急バスグループ お客様感謝Day」は、阪急バスグループ各社のバスを整備する阪急阪神エムテック本社工場を開放して行われます。場内では、阪急バスグループ各社の社員が作り上げた様々なイベントを体験することができます。
まず、お話を伺ったのはイベントを企画・運営する阪急バスの中村さんです。「日ごろ阪急バスをご利用いただいている方に感謝の気持ちを込めて、バスにもっと親しんでもらおうと、2010年からこの取り組みを実施しています」とイベント開催のきっかけを教えてくださいました。「これまで阪急バスグループでは、『阪急レールウェイフェスティバル』などには参加していたのですが、グループ内で『独自にお客様と触れ合い、感謝の気持ちを伝える場をつくりたい』という意見が以前より上がっていました。そこで、阪急バスが主体となって、グループの各社に声をかけ委員会を立ち上げました。どのグループも同じ気持ちをもっていたようで、企画の推進は非常にスムーズでした」。
阪急バスグループ お客様感謝Day
阪急バス 中村さん

手作りのイベントで「お客様ともっと触れ合う機会を!」
「阪急バスグループ お客様感謝Day」で行われるイベントは、ほぼすべてをグループ社員が自らの手で作り上げているそう。オススメのイベントについて伺うと、阪急バスの藤村さんは「会場では阪急バスを模したミニバスが走っていますが、これは実は一般的な軽自動車を改造したものなんです。また当日はバスの車体をリフトアップしたり、実際に高速バス(3列シートの夜行バスタイプ)に試乗していただいたりと、“ここでしか体験できない”催しものづくりのために、スタッフ全員が張りきっていますよ」と笑顔で話していました。また、「お客様に工場の中に入っていただくことになりますので、安全確保にも力を入れています。バスが絶えず出入りする営業所エリアと工場エリアをポールで仕切り、常時30人以上のスタッフが警備します。また、ご家族様がゆっくりと会場を回れるよう休憩室や授乳室、救護室などを設けています」とイベント当日の安全確保への取り組みに関しても伺うことができました。
こうしたスタッフの努力が実り、2010年度はイベント入場者募集1400名に対して3000人近い応募があり、急きょイベントを追加開催。2011年度は、これを踏まえて募集人数を倍の2800人に増員し、より多くのお客様がイベントを楽しめるようになりました。
阪急バス 藤村さん
阪急バスグループ お客様感謝Day

「ひととまちに優しい」バスの魅力をもっと知ってほしいから
「このイベントには、日ごろの感謝の気持ちを伝えるだけでなくバスの持つ魅力やメリットを伝えていきたいという、私たちの思いも込められているんですよ。」と語るのは、以前にゆめまち隊の突撃レポートでバイオディーゼル燃料を使用したバスを紹介していただいた阪急バスの仲さん。
「私たちは『ひととまちに優しい阪急バス』を企業理念として掲げています。バスをはじめとした公共機関は、自動車と比べて環境に優しい乗り物です。マイカー1台であれば、4人が乗れますが、バスであれば30~60人ほどが乗り込むことができますよね。多くの人が利用することで、排気ガス中の乗客一人当たりのCO2の排出も削減できますし、当然渋滞の解消や環境保全にもつながります。こうした「モビリティ・マネジメント」の取り組みを推進することも私たちの目的です。もちろん、バスの運行を通じて環境や社会への貢献を続けていくためには、沿線の皆様のご協力が不可欠です。最近では、バスの乗り方を知らない子ども達も多くなっているという話をよく耳にします。環境を守り、未来に持続可能な交通機関を作り上げていくためにも、こうした取り組みを通じてより多くのお客様・沿線の皆様とコミュニケーションを取りながら、バスの運行を続けていきたいですね」。
阪急バスグループの皆さんの言葉からは、ひととまちの未来を考える温かな心を感じることができました。皆さんがこれから作り上げていく、社会貢献の取り組みにますます期待の持てるお話をお伺いすることができました。
阪急バス 仲さん
バスの「乗り方教室」も開催

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 「阪急バスグループ お客様感謝Day」

阪急バスグループ お客様感謝Day5月22日「阪急バスグループ お客様感謝Day」当日。会場で私たちを迎えたのは滝のような雨でした。しかし、荒天の中でもこどもたちは嬉しそうに「バスを見るんだ!」とはしゃいでいます。 1時間もすると雨も止み、会場のあちこちが多くのお客様で賑わい始めます。阪急阪神エムテック本社工場の広大な敷地の中には、阪急バスグループで活躍するバスがずらりと並び、あちらこちらで楽しげな声が響いています。

最初に目についたのは、日本で初めて運行されたという「デマンドバス」。これはバス利用者の少ない地域において、利用者が電話などで利用希望地点と降車地点を伝えると、バスが送迎してくれるというサービス。大阪府能勢町などで活躍したこのバスの、運行当初の姿が再現されています。レトロな車体を前に「お母さん、これ何のバス?」とこども達も興味津々です。

阪急バスグループ お客様感謝Day また実際のバスの車内を使い、阪急バスのスタッフと一緒にクイズで学ぶ「乗り方教室」も開催。「バスの中には何個の降車ボタンがあるかな?」など大人も思わず考え込む、バスの豆知識を披露していただきました。

この他にもバスに乗って洗車機の中を通ったり、こども用に作られた運転手さんの制服・制帽を身に付けて運転席に座れる制服撮影会、リフトアップされたバスを下からビデオで撮影しながら説明する工場見学など、イベントは盛りだくさん。中には、「運転席から離れたくないよ!」「もっと見ていたいよ!」と泣き出してしまう子もいるほどの盛況ぶりでした。

阪急バスグループ お客様感謝Day会場にいらっしゃっているお客様にお話しを伺うと、「こどもがバス好きで、本当に楽しんでいます」というお母さんや、「オレンジゆずるバスを見に来ました!」というバスファンの男の子。「高速バスに初めて乗りました。座席がとても乗り心地が良くてお出かけしたくなりました」という女の子など、ご家族全員で、イベントを楽しんでいらっしゃいます。

地域の皆さんにバスに親しんでいただくという、阪急バスグループの思いはしっかりと伝わっていると感じられる一日でした。「お客様感謝Day」は、これからも継続して開催されていくそうです。皆さんも来年はぜひ、このイベントで「ひととまちに優しい阪急バス」を体感してみてはいかがでしょうか。





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