涼やかな風の吹く、5月末の妙見山。
職業体験学習に参加しているのは、川西中学校のこども達です。
取材のこの日は、体験学習の3日目。こども達は前日まで能勢電鉄「山下駅」で駅業務を体験してきたということ。「昨日は山下駅でパストラルカードの販売を体験しました。35枚あったカードをお客さんに全部買ってもらうことができたんです!」と、充実した仕事ぶりを聞かせてくれました。
当日は、前日までの駅業務とはうって変わって、妙見山クッキングセンターの運営業務に携わります。北山さんから掃除の大切さを教えられたこども達は、早速モップを手に、汚れている場所、掃除の行き届いていない場所を探して、真剣な顔でモップを動かしています。
午前中の職業体験が終わったら、クッキングセンターで自分達もバーベキューの昼食。休憩時間中にもかかわらず、クッキングセンターに来ていたお客様に率先して応対する姿もありました。妙見山に来られるお客様が「みんながんばっているね、応援しているよ」と声をかけられることもあり、地域が一体となってこども達の成長を温かく見守る様子が伝わってきます。
午後からは、妙見ケーブルの機械室の見学や妙見リフトの下道のゴミ拾いのほか、翌日以降お客様に道案内ができるようにと妙見山上を巡回して見学しました。
一日の職業体験が終わり、充実した表情で「ありがとうございました!」という明るい挨拶をして帰ってゆくこども達。こども達の素直さに感心するとともに、「働くこと」の意義について、自分の中で改めて考えさせられるような一日でした。 |