尼崎センタープール駅前の高架下に保管されていた旧型車両と、教習所、踏切設備、野菜栽培所がうまく活かされた「阪神電車まなび基地」。こども向けの体験型学習施設ですが、運転シミュレーターを、運転のプロによる指導のもとで体験できるなど、本格的な内容になっています。こども用の制服と制帽を身につけるとテンションが上がって、車掌の真似を始めるこどもも。また、踏切設備ではレールをメンテナンスする裏方の仕事を学ぶこともできました。
レトロ感あふれる旧型車両を気に入るこどもが意外にも多く、「木製の内部が格好よく、ワクワクした」と、歴史を肌で感じてくれたようです。ところどころで、自由に親子で写真撮影ができる時間もあり、参加した親子の皆さんは大満足の様子。個人的には、野菜栽培所に興味津々。クリーンルームで育つ野菜は、農薬を使わずに育てられ新鮮なうえ、柔らかくて食べやすいそうなので、早速、わが家の食卓にも並べたいと思いました。
見学会の最後には、施設長から「これからも阪神電車の制服を着た人を見かけたら、気軽に声をかけてください」という言葉がありました。様々な部署が協力して運営する「阪神電車まなび基地」を訪れたこども達が、阪神電車のファンになってくれるとうれしいなと思う取材になりました。
|