ゆめ・まち隊の突撃レポート

北神急行電鉄
「沿線小学校の車庫見学」
第70回は、北神急行電鉄が小学生を車庫に招待し、鉄道に親しむ機会づくりを提供している取組みについてご紹介します。
(本記事の内容は、2019年6月時点のものです)

次世代を担うこども達が社会性を身に付ける一助として
谷上駅で神戸電鉄有馬線と連絡し、北摂三田・北神地域と神戸エリアをつないでいるのが北神急行電鉄。北神急行電鉄では、沿線小学校の要望を受けて1994年から「車庫見学」を実施しています。
この活動は、現在では年間約10回、計500~700名のこども達を受け入れています。「電車に関わるさまざまな仕事があることを知ってもらい、より電車に親しんでもらえたらと考え、この見学を始めました」と語るのは、谷上駅駅長の戸出さんです。
まず谷上駅で、駅長から北神急行電鉄の概要と乗車マナー、線路に落し物をした時どうするか、券売機の仕組みなどの説明を聞き、こども達は貸切電車で車庫へ出発します。車庫付近まで行くと、“窓の外を見るように”と車内アナウンスが。すると突然シャワーがかかり、大きな洗車ブラシが回転しながら通過すると、大きな歓声が上がります。車庫に到着すると、技術担当者が車両や部品を見せながら、電車の動く仕組みなどを紹介。谷上駅へ戻ると、1人ひとり券売機で切符を買い、改札機を通って、車庫見学は終了です。

身近な駅や電車を通して、社会を学んでいくこども達
今回、車庫見学に訪れたのは、神戸市立唐櫃(からと)小学校の2年生です。「車で移動する機会の多い現代ですが、唐櫃小学校は最寄りの神戸電鉄唐櫃台駅まで徒歩約3分と近いので、電車に親しみを持っているこども達は多いですね」と話すのは、唐櫃小学校の筒井先生。2年生の生活科「電車ででかけよう」という単元の学習の一環として車庫見学をお願いしているとのこと。
こども達には「お年寄りや体の不自由な人に席を譲るなど、電車の乗り方のマナーを学ぶ中で、譲り合いの気持ちを身につけてほしい」と筒井先生は話します。「見学に来るまでに学校ではダンボールで作った券売機を使って切符を買う練習もしました。今日は、駅や車庫で働く人達の苦労や工夫を聞いて、電車に関わる仕事をする方の願いや思いも、こども達が感じ取ってくれたらいいなと思っています。学校に戻ったら、復習も兼ねて谷上駅クイズ大会をするんですよ。この機会を作っていただいている北神急行電鉄の皆さんに感謝、ずっと続けていただきたい。こども達にはこの見学でいろんな思いを学び、より成長してほしいと考えています。」

次世代を担うこども達が社会性を身に付ける一助として
「通常運行をしながらの車庫見学は、技術担当者とのスケジュール調整や駅係員の手配などが必要になりますが、『奉仕と感謝』の社是に則って、できるだけの要望にお応えしています」と戸出駅長は話します。続けて、「電車の乗り方マナーや、危ないことをしてはいけないなど、制服姿の私達が話すと、聞いていただきやすいので、この機会に電車に興味のあるこどもはもちろんのこと、さほど興味がないこども達も楽しく学べるようにと心がけています」と教えてくれました。さらに、「こども達が家に帰って『北神急行の車庫に行って来たよ』と言ってもらえることが、何ものにも代えがたい喜びですね」と嬉しそうに話してくれました。中学生の職業体験「トライやる・ウィーク」も受け入れていますが、「小学校時の車庫見学が楽しかったから来ました」という中学生もいて、この活動が着実に根付いているのを感じます。これからも北神急行電鉄は、駅や整備の仕事について楽しく学ぶ機会を提供し、こども達が電車に親しむきっかけ作りを続けていきます。

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 

6月25日、谷上駅で、神戸市立唐櫃小学校の車庫見学に同行させていただきました。こども達は駅長から北神急行電鉄の概要や、茶色い車体から「たぬき」の愛称があること、谷上駅での乗り換え時の便利な工夫などの話を聞きます。さらに、線路に落し物をした時は絶対線路に下りないで大人に伝えること、電車に乗る時のマナーなどの話を聞き、普段は見られない券売機の裏側も見せてもらいました。その後、貸切電車で谷上車庫へ。

車庫では塗装中の車体やパンタグラフを間近に見たり、線路のポイント切り替えを手動で実演してもらったりと、車庫見学ならではのお楽しみがいっぱい。こども達のわくわくする気持ちが伝わってきました。質問も活発で、こども達は、各自が持っている探検ボードの用紙に、熱心にメモを取っていました。

車庫前に停車中の電車内でお弁当タイムを楽しんだ後、最後は谷上駅に戻って、最寄駅までの切符を購入、改札機を通ります。自分で切符を買うのが初めてのこども達も多かったようで、無事購入できて満足そうな笑顔が印象的でした。電車に親しみ、譲り合うマナーを身につけ、そこで働く人々のことも考える。これを機に、こども達に大きく成長してほしいと願う取材になりました。



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