六甲摩耶鉄道と六甲高山植物園は、2年前からCSR (企業の社会的責任) の一環として、「花をめざして! 六甲高山植物園ハイキング」を主催しています。駅から六甲植物園まで、澄み切った空気と豊かな緑に包まれ、ゴミを拾いながら六甲山の美化に努めるクリーンハイキングは、「六甲山の景観を守りたい」「もっと六甲山を好きになってもらいたい」という趣旨で始まりました。環境への意識が高まる中、地元の方々だけでなく、遠方からの参加者も増えています。
先導役を務める六甲摩耶鉄道の天野さんは、「単にゴミ拾いになると、しんどそうだなと、身構えてしまいます。でもハイキングなら、おいしい空気や豊かな自然を感じながら工コ活動を実践できます。おかげさまで毎回300~500人もの方に参加していただいているんです」と語ります。最近は、大阪・神戸はもちろん、遠くは和歌山や四国から団体で参加される方もいらっしゃるそうです。「このイベントは、まずはハイキングを楽しもう、目についたゴミは拾いましょう、というコンセプトで始まりました。街の清掃活動のようなハードな活動では、継続することが難しいと思ったからです。ハイキングという楽しみをプラスすることで、より多くの方に長く続けていただけるのではと考えました」。 |
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六甲摩耶鉄道 天野さん |
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