大阪梅田から電車と市バス、六甲ケーブルを乗り継いで約1時間。こんなにも簡単に来られてしまう六甲山上は白銀の別世界でした。この冬一番の冷え込みとなった六甲山の気温は、マイナス4度。思わず身震いしてしまうような寒さでしたが、こども達は本当に元気です。たくさんの雪を初めて見る子もいて、みんな好奇心ではちきれそうになっています。
早速始まった火起こし体験では、マッチ一本だけでかまどに誰が一番早く火をおこせるか競争です。家族みんなで協力し、あちこちから「あったかい!」という歓声が聞こえます。お昼には、山形の本格的な芋煮が登場!湯気のたつ芋煮を食べながら、雪国の暮らしについてお話を聞きました。午後からは親子でかんじきづくりに取りかかります。材料を前にしたお子さんの、「これどうやるの?」という期待のまなざしに応えるお父さん。いつの間にか、かんじきづくりは保護者の方が熱中しているケースも。こども達の中には、キャンプ場の周りを散歩して、氷の張った小川や、すっかり雪に覆われた大きな木など、町中では経験できない素敵な光景を見つけてくる子もいました。
キャンプ場の周りをお子さんと回ったのですが、表面に張った氷の下で流れる小川や、すっかり雪に覆われた大きな木など、町中では経験できない素敵な光景を見つけることができました。
イベント終了後、参加されたご家族からは「こどもが楽しんでくれて本当によかったです。学校で友達が雪遊びに行ったらしく、僕も連れてけって聞かなくて。これが初めての雪遊びなんですけど、こんなに喜んでくれるとは思いませんでした。イベントも盛りだくさんで、本当にいい思い出づくりができたと思います」。という感想を聞かせていただきました。一方、お子さんは「かんじきを履くと雪に沈まないけど歩きにくいよ」「芋煮がおいしかった!」と、雪まみれになりながらも満面の笑顔です。冬は寒いだけでなく、とっても楽しいものだと感じることができたようです。
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