ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪急電鉄
「阪急レールウェイフェスティバル」
第14回は、阪急電鉄の正雀工場で毎年行われる、「阪急レールウェイフェスティバル」を取材。企画・運営の様子から当日レポートまでをご紹介します。
(本ページの内容は、2010年2月時点のものです)

電車の裏側を皆さんに見てもらいたい
阪急電鉄の工場内を見学しながら、様々なイベントを楽しめる「阪急レールウェイフェスティバル」。年に2回、春と秋に行われるこのフェスティバルは2009年の秋で29回目。 電車を軽々と持ち上げる35tクレーンの実演や、電車に乗っての洗車体験、ミニ阪急電車など、様々なイベントで人気を博しています。このフェスティバルのそもそものはじまりは、阪急電鉄正雀工場の25周年を記念して1994年に開催した工場見学会でした。
「今でこそ全国各地の鉄道会社で行われている工場の一般公開ですが、当時はこのように工場を広く一般のお客様に開放して中を見ていただく機会はほとんどありませんでした。そのためお客様からの注目はもちろん、他の鉄道会社からも開催のノウハウについてご質問をいただくこともありましたね」と語るのは、10年以上このイベントに関わっている阪急電鉄技術部(車両担当)の小澤さん。
当初は「工場見学会」として工場の設備を見ていただくことが主体であったイベントが、「阪急レールウェイフェスティバル」と名前を変えたのは97年。その頃から、内容に遊びの要素を取り入れはじめ、幅広い年齢のお客様に楽しんでいただけるイベントへと変わっていきました。今では30以上ものイベントが工場内で行われていますが、それらは常にひとつの信念によって支えられているといいます。
阪急電鉄技術部(車両担当)の小澤さん
阪急電鉄正雀工場

スタッフが作り上げるイベントであるために
「基本的に工場内のイベントは、外注したものではなく、従業員が考え、手作りしたものでありたいと思っています」と小澤さんは語ります。
「例えばこども達が乗る『ちびっこ電車』。これは阪急電車を模しているのですが、全て工場内の従業員の手作りです。最初に作ったちびっこ電車は運転をするスタッフが先頭に乗るように作りましたが、大きな大人が前に乗ると後ろのこども達からは前が見渡せません。そこでちびっこ電車を増備する際に、運転スタッフは最後尾に座って操作できるように改良しました。保護者の方々がちびっこ電車に乗っているこどもの楽しい笑顔を写真に撮りやすいようにと、スタッフが独自に考えたアイデアです。他にも台本、出演、ナレーションまで全て従業員で行う『マナーアップ戦隊マナブンジャーショー』や、電車で“特急”“梅田”などを表示する表示幕を用いたビンゴゲームなど、阪急電鉄ならではの企画が盛りだくさんです」。
「小さなこども達には、工場の役割や細かな機械まで理解して楽しむのは難しいと思います。しかし未来を担うこども達にこそ、電車の楽しさ・面白さを感じてファンになっていただきたい。そのためには、私達にしかできない電車に楽しく触れあえるイベントを作り上げてくことが重要なのだと思っています」。
阪急レールウェイフェスティバル1
阪急レールウェイフェスティバル2

誰もが安全にフェスティバルを楽しめるように
「阪急レールウェイフェスティバル」には、毎年数千人の来場者が訪れるため、安全面の管理に関しても様々な取り組みを行っています。「当日は、会場の安全を守るサポートスタッフも各所に配置しています。こども達は大好きな電車を前に気分が高まり、ついつい工場内で走ってしまうことも多いですから、安全確保には気は抜けませんね」と話すのは運輸部の南垣内さん。
工場入口にはベビーカーの預かり所を設けたり、万一の際の救護所の準備があったりと、安全にフェスティバルを楽しんでもらうための様々な取り組みが見て取れます。南垣内さんは、「過去に起こったトラブルや気づいた点を集めて見直し、工場内の安全確保を行っています。今回も大きな事故はありませんでしたが、今後も皆さんが『阪急レールウェイフェスティバル』を安全に楽しめるよう、ソフトとハード両面の整備を進めていきたいですね」と語ってくれました。
運輸部の南垣内さん
ベビーカー預り所なども設置

これからも心待ちにされるイベントを続けていきたい
南垣内さんにとって、今回の「阪急レールウェイフェスティバル」は、入社後初めて与えられた大仕事。先輩のサポートを受けながらも、イベント準備は緊張の連続だったとか。
「阪急沿線の方だけでなく日本各地からたくさんの参加応募が集まることが驚きでした。そうして来ていただいた方達が、安全に『阪急レールウェイフェスティバル』を楽しめるよう、関係者と何度も話し合って準備を進めてきました。当日、来場者の方を見ていると、私たちのイベントがこんなにも多くの人に待ち望まれていたのか、と感慨深く思えましたね。まだまだ未熟な点はあったと思いますが、気づいたことも多かったです。次回もその次もずっと、皆さんに心待ちにしていただけるイベントを続けていくために、これからも企画面でも安全面でも努力をしていきたいですね」と答えてくれました。
阪急レールウェイフェスティバル4
阪急レールウェイフェスティバル5

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 阪急電鉄「阪急レールウェイフェスティバル」

阪急レールウェイフェスティバル5午前8時30分、「秋の阪急レールウェイフェスティバル2009」の会場である阪急電鉄正雀工場には9時の開場を前に、すでに長い人の列ができていました。

事前応募制のフェスティバルの参加証を手に入れた方は、9000人あまり。当日の来場者には家族連れも多く、皆さん普段見られない阪急電車の裏側が見られるという期待でうきうきとした表情です。

甲子園球場の1.6倍という広大な工場の敷地内では30を超えるイベントが行われており、そのほとんどが阪急電鉄や関連会社の従業員の手作り。どこへ行っても笑顔や興味津々の顔をした方ばかり。中でも、工場ならではのイベントが、電車が空を飛んでいるように見える35tクレーンの実演。正雀工場内で電車の移動に使われる大型のクレーンで、大きな電車が持ち上がっていく様は壮観です。普段見ることのできない光景に、大人もこどもも、「わぁ」「すごいな」という歓声を上げながら、頭上を悠々と移動する電車を見上げています。

阪急レールウェイフェスティバル6 1994年から始まり、春・秋合わせて29回を数えるこのイベント。工場内を回るトレーラー『アルナ号』の近くで声をかけさせたいただいたご家族連れは、なんと7回目の参加とのこと。「私も楽しみにしているのですが、なによりこども達が夢中になってくれるのでうれしいです」というお父さんに、「電車が大好き!」と元気よく話してくれたお子さん。地域の皆さんの中にも阪急電車のファンが着実に増えているようです。

阪急レールウェイフェスティバル7イベント後、正雀駅を出る電車の中で、今日の様子を語りながら帰るご家族連れと一緒になりました。電車の先頭車両で運転席を見つめながら、「また行こうね」と話すお子さん。「まちづくり」「人づくり」を目指してゆく中で、阪急電鉄と地域の皆さんとの間に確かな絆ができつつあることを感じたイベントでした。





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