ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪急交通社
「スポーツ クリニック」
第16回は、阪急交通社が各地のスポーツチームと共同でこども達にスポーツの指導を行う「スポーツクリニック」をご紹介します。
(本ページの内容は、2010年4月時点のものです)

プロのスポーツ選手がこども達をコーチング
サッカーやバスケットボールのプロチームと共に、地域のこども達にスポーツの指導を行う阪急交通社の「スポーツクリニック」。
阪急交通社ではこれまで、埼玉において浦和レッズのOBを招いたサッカー講座や、大阪で活躍するプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」の選手によるバスケットボールのコーチングを実施しています。この企画を行っているのが、阪急交通社の嘉山さん。
今回のイベントの始まりを「2007年、阪急創立100周年を記念して地域の皆様に何か貢献できることはないか、と考えていた私達が、地域に根差した活動をするスポーツチームに声をかけたのが始まりでした。当初は一度だけのつもりだったのですが、イベントの後、参加して下さったお客様から、『また次回も参加したい』というご意見が多く寄せられ、その期待に応えるべく、今年度に第2回を開催しました」と語って下さいました。2010年現在、阪急交通社では、『浦和レッズ』・『大阪エヴェッサ』共に2度のスポーツクリニックを開催。今後もさらに様々なジャンルや地域のプロスポーツチームと協力し、内容の充実を図りながら取り組みを進めていくということです。
阪急交通社 嘉山さん
スポーツ クリニック1

僕らがこどもの頃は、プロの選手に会うことなんてできなかった
取材を行った当日は、大阪エヴェッサの選手がこども達にバスケットボールの指導を行っていました。イベント終了後「僕がこどもの頃のスターと言えば、マイケルジョーダンでした。でも、その頃は日本にプロバスケットチームも、リーグもありませんでしたし、NBAの試合なんてテレビでも見られなかった。当然、選手に会うなんてこともできなかったので、ビデオを見たり、雑誌を切り抜いたりして情報を集めていたんです。昔の自分達の頃と比べると、身近な場所でプロスポーツ選手に出会える、今日のようなイベントに参加できるこども達が少しうらやましいです」と話してくれたのは仲西選手。
大阪エヴェッサは他にも大阪各地の学校などでバスケットボールの指導を行っており、今日イベントに参加したこども達の中には、顔見知りの子もいるのだとか。「やはり、ファンになってくれる子が増えるのは嬉しいですね、もっとプロバスケを盛り上げていきたいですし、これからも阪急交通社さんをはじめ地域の方々と協力して、クリニックを行っていきたいです」と話してくれました。
エヴェッサ大阪 仲西淳選手
スポーツ クリニック2

かつてと、これからのスポーツ少年・少女達に
クリニックのプログラムが終了した後、参加したこども達の様子を見て、「やはり、本物の選手を目の前にすると、こども達の目の輝きが違いますね」と嘉山さん。「私達もかつて、釜本邦茂さんにあこがれ、サッカークリニックに参加した世代です。そう考えると、時代が変わってもこども達のスポーツ好きは変わらないんですね。大好きな選手に会えた感動や、『自分もあこがれの選手のようになりたい』と思うこども達に、夢を与える機会を私達が作り出せるというのは本当に嬉しいことです」とこども達の喜びを自分のことのように話してくれました。
嘉山さんは続けて、「今回のクリニックもそうですが、事業の全国展開を行っている阪急交通社だからこそできることがあると思うのです。様々な地域のスポーツを愛する皆さんに向けたイベントを行っていきながら、『阪急阪神』いう名前を関西だけでなく全国の皆さんにも親しみあるものにしていきたいと考えています」と今後の活動に対する意気込みを語ってくれました。
スポーツ クリニック3
スポーツ クリニック4

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 阪急交通社&大阪エヴェッサ「バスケットボール クリニック」

スポーツ クリニック5プロバスケットボールチーム、大阪エヴェッサの選手による『バスケットボールクリニック』が開催される、池田市総合スポーツセンターには、地域の小学生100人あまりが集まりました。体育館の中、選手が来るのが待ちきれないといった様子のこども達は、1月の冷たい空気の中でも元気いっぱいにボールを追いかけています。

やがて大阪エヴェッサの比嘉アシスタントコーチが体育館に現れ、クリニックの説明がはじまります。今回クリニックを担当する「仲西選手」「今野選手」「勝又選手」「ワシントン選手」の紹介がされると、こども達の表情がきゅっと引き締まります。バスケットボール好きのこども達にとって、やはり大阪エヴェッサの選手はあこがれの人なのだな、と改めて感じました。

スポーツ クリニック6いよいよクリニックの始まり。入念に準備運動を行ったら4人の選手についてドリブルの練習。フェイントのかけ方やディフェンスの避け方を習っていきます。ゴール下に立つ選手からは盛んに「もっと大きく動いて!」や「Nice job!」といった声が掛けられています。そのたびにこども達は、はにかんだ笑顔を見せたり、フェイントの動作を繰り返したり。一生懸命、選手の指導に応えようとする姿が見られました。

スポーツ クリニック7最後にミニゲームをしてクリニックは終了。1時間という時間は本当にあっという間に過ぎてしまいました。クリニックの後に設けられた選手とふれあう時間には、選手のサインをもらうためにこども達の長い行列ができていました。色紙だけでなく、ボールやシューズ、Tシャツにまでサインをしてもらいみんな笑顔に。感想を聞いてみると、「やっぱり近くで見ると、選手はすごく大きい」、「今野選手のファンだから、会えて良かった」と嬉しそう。中には、「エヴェッサの行うイベントに何度も参加しているんだ」という子も。プロバスケットボールの試合は、ケーブルテレビで配信されており、大阪のバスケ好きのこども達はそれを見て、毎日試合の結果を友達と話しているそうです。

興奮を隠せない様子で感想を聞かせてくれるこども達を見て、今回のクリニックで、こども達に大きな夢を与えたんだな、と感じました。もしかしたら、あこがれの選手と交流し指導を受けたこども達が、将来プロバスケットの選手となって、世界で活躍するということもあるかもしれませんね。





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