プロバスケットボールチーム、大阪エヴェッサの選手による『バスケットボールクリニック』が開催される、池田市総合スポーツセンターには、地域の小学生100人あまりが集まりました。体育館の中、選手が来るのが待ちきれないといった様子のこども達は、1月の冷たい空気の中でも元気いっぱいにボールを追いかけています。
やがて大阪エヴェッサの比嘉アシスタントコーチが体育館に現れ、クリニックの説明がはじまります。今回クリニックを担当する「仲西選手」「今野選手」「勝又選手」「ワシントン選手」の紹介がされると、こども達の表情がきゅっと引き締まります。バスケットボール好きのこども達にとって、やはり大阪エヴェッサの選手はあこがれの人なのだな、と改めて感じました。
いよいよクリニックの始まり。入念に準備運動を行ったら4人の選手についてドリブルの練習。フェイントのかけ方やディフェンスの避け方を習っていきます。ゴール下に立つ選手からは盛んに「もっと大きく動いて!」や「Nice job!」といった声が掛けられています。そのたびにこども達は、はにかんだ笑顔を見せたり、フェイントの動作を繰り返したり。一生懸命、選手の指導に応えようとする姿が見られました。
最後にミニゲームをしてクリニックは終了。1時間という時間は本当にあっという間に過ぎてしまいました。クリニックの後に設けられた選手とふれあう時間には、選手のサインをもらうためにこども達の長い行列ができていました。色紙だけでなく、ボールやシューズ、Tシャツにまでサインをしてもらいみんな笑顔に。感想を聞いてみると、「やっぱり近くで見ると、選手はすごく大きい」、「今野選手のファンだから、会えて良かった」と嬉しそう。中には、「エヴェッサの行うイベントに何度も参加しているんだ」という子も。プロバスケットボールの試合は、ケーブルテレビで配信されており、大阪のバスケ好きのこども達はそれを見て、毎日試合の結果を友達と話しているそうです。
興奮を隠せない様子で感想を聞かせてくれるこども達を見て、今回のクリニックで、こども達に大きな夢を与えたんだな、と感じました。もしかしたら、あこがれの選手と交流し指導を受けたこども達が、将来プロバスケットの選手となって、世界で活躍するということもあるかもしれませんね。 |