阪急梅田駅を出て5分ほどの、新阪急ビルの中にあるブックファースト梅田店は、書店の中にカフェも設置され、本のある空間づくりにも力を入れています。『絵本よみきかせ会』が行われているのは3階にある児童書コーナー。お子様は店内から自分の思い思いの絵本をもって、読み聞かせのボランティアの方のもとに駆け寄りました。中には私がこどもの頃に読んだ本もあって、思わず懐かしくなってしまいます。
読み聞かせが始まると絵本の文章を読み上げる声のほかに、「これは何かな?」「どう思うかな?」というボランティアの方の声と、それに答えるお子様の声が聞こえてきます。
「読み聞かせ」と聞いて私が思っていたのは、絵本を朗読するイベントでした。しかし、読み手と観客に別れた朗読とは違い、この読み聞かせ活動は絵本を通したこどもと大人の対話のようでした。とても楽しそうに絵本と出会ったお子様は、最後に、素敵なお土産ももらって、笑顔で「また来るねー!」と帰っていきます。
それを見送る小代さんも「楽しんでもらえてよかった。もっとたくさんのお子様によみきかせ会を通して、絵本に親しんでいただけたらいいですね」と、本当にうれしそうな笑顔を見せてくれました。 |