5月22日「阪急バスグループ お客様感謝Day」当日。会場で私たちを迎えたのは滝のような雨でした。しかし、荒天の中でもこどもたちは嬉しそうに「バスを見るんだ!」とはしゃいでいます。
1時間もすると雨も止み、会場のあちこちが多くのお客様で賑わい始めます。阪急阪神エムテック本社工場の広大な敷地の中には、阪急バスグループで活躍するバスがずらりと並び、あちらこちらで楽しげな声が響いています。
最初に目についたのは、日本で初めて運行されたという「デマンドバス」。これはバス利用者の少ない地域において、利用者が電話などで利用希望地点と降車地点を伝えると、バスが送迎してくれるというサービス。大阪府能勢町などで活躍したこのバスの、運行当初の姿が再現されています。レトロな車体を前に「お母さん、これ何のバス?」とこども達も興味津々です。
また実際のバスの車内を使い、阪急バスのスタッフと一緒にクイズで学ぶ「乗り方教室」も開催。「バスの中には何個の降車ボタンがあるかな?」など大人も思わず考え込む、バスの豆知識を披露していただきました。
この他にもバスに乗って洗車機の中を通ったり、こども用に作られた運転手さんの制服・制帽を身に付けて運転席に座れる制服撮影会、リフトアップされたバスを下からビデオで撮影しながら説明する工場見学など、イベントは盛りだくさん。中には、「運転席から離れたくないよ!」「もっと見ていたいよ!」と泣き出してしまう子もいるほどの盛況ぶりでした。
会場にいらっしゃっているお客様にお話しを伺うと、「こどもがバス好きで、本当に楽しんでいます」というお母さんや、「オレンジゆずるバスを見に来ました!」というバスファンの男の子。「高速バスに初めて乗りました。座席がとても乗り心地が良くてお出かけしたくなりました」という女の子など、ご家族全員で、イベントを楽しんでいらっしゃいます。
地域の皆さんにバスに親しんでいただくという、阪急バスグループの思いはしっかりと伝わっていると感じられる一日でした。「お客様感謝Day」は、これからも継続して開催されていくそうです。皆さんも来年はぜひ、このイベントで「ひととまちに優しい阪急バス」を体感してみてはいかがでしょうか。 |