ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪急阪神ホテルズ
「リネン再利用による洗濯代削減額からの寄付」
第3回は阪急阪神ホテルズの「リネン再利用による洗濯代削減額からの寄付」にスポットを当て、実施ホテルの一つ、大阪新阪急ホテルを取材しました。
(本ページの内容は、2009年3月時点のものです)

“環境”という視点から業務を見つめ直す
大阪新阪急ホテルでは新阪急ホテルアネックスとともに、以前から社会貢献活動の一環として「タオル・シーツの再利用」を呼びかけています。連泊されるお客様が2泊目以降にリネン類の交換が不要の場合、ドアノブに「交換不要」のカードをかけて意思表示しておくと、1泊目に使用したものでベッドメイクをするという内容です。
実施の経緯について、大阪新阪急ホテル 総支配人室 統括マネージャーの高濱さんにお聞きしました。「当ホテルでは2003年に、“環境保全”のエコと“経費削減”のエコノミー、この2つのエコを掲げた“ECO2(ツー)推進運動”をスタートし、ISO 14001取得を目指してきました。これまで利益という視点で見ていた自分たちの業務を、“環境”という視点から見つめ直し、地球環境のために何ができるのかと話し合いました」。各部それぞれの取り組みを検討した結果、リネンの洗濯による汚水・排水の低減と経費の削減が両立できることがわかり、そこで連泊のお客様を対象にした「タオル・シーツの再利用」をスタート。また、内部的な活動に留まらず、節約できたリネン代の半額を環境保全団体「琵琶湖・淀川水質保全機構」へ寄付しています。
大阪新阪急ホテル 高濱さん

ホテルのエコ。その難しさとは
ホテルはお客様に快適さを提供する場所。そのため、タオル・シーツの再利用に関しても、当初は現場から疑問視する声が挙がったと言います。
その理由について宿泊部 客室 統括マネージャーの上田さんは次のように話します。「お客様はホテルに非日常を求めておられ、上質なひとときを楽しみに来られています。そういう意味でエコをアピールするのはどうなのか?となったのです。活動開始当初は、お客様から“なぜお金を払ってまで節約しなくちゃいけないんだ”という声もありましたが、現場スタッフによる粘り強い説明とサービスの向上を図ることで今では批判的な声もなくなり、リネンの再利用に賛同するお客様が増えました」。
大阪新阪急ホテル 上田さん

グループ全体に広がるエコの意識
今後、大阪新阪急ホテルではより多くのお客様に賛同していただくために、交換不要の「カード」自体に寄付先の情報を掲載していく予定です。また、この活動を起点に宿泊客だけでなくスタッフ間でもエコが浸透しているとか。「いつしかスタッフたちの間で“コピーには裏紙を使う”というルールができてきました。小さな取り組みかもしれませんが、何よりこういった心がけが大事です」と高濱さん。最近ではグループホテルからもこの活動への問い合わせがあるそうで、今後はグループ全体の取り組みに広がっていきそうです。
「ホテルでのエコ活動はサービスとのバランスが非常に難しく、行き過ぎると関西弁で言う“ケチ”になってしまいます。そのバランスを崩すことなく、今後も環境のために貢献していくつもりです」と上田さん。一方、高濱さんは「現場スタッフが自分たちの業務を見直し、新たな活動を提案してくれることを期待しています」と話します。阪急阪神ホテルズによる社会貢献活動へのチャレンジは続きます。


行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 大阪新阪急ホテル「リネン再利用による寄付」
今回は、阪急梅田駅に隣接する大阪新阪急ホテルへ取材に行ってきました。さっそく客室を拝見させていただくと、ベッドの上に「シーツの交換不要」カードがセットされています。これをノブにかけるだけで、河川の浄化に貢献でき、環境保全団体へ寄付もしていることになるなんて、とても良いアイデアだと感じました。交換不要の表示をされたお客様の部屋には、翌日ご協力いただいたことへのお礼と寄付する旨を記した手紙を置いているそうです。「ご協力いただいたからには、リネンの再利用がどのような形で環境や地域に貢献しているのか、きちんと報告する義務があります」と上田さんから説明を受け、さらに納得。現在、シーツに関しては連泊された10人に1人の割合でお客様にご協力いただいているそうです。
きめ細やかなサービスが要求されるホテルでのエコ活動はなかなか難しいですが、これならお客様が無理なく選択できると思います。「一つひとつは小さな活動でも、連泊されるすべてのお客様がこの活動に参加してくだされば、大きなエコにつながっていきます」という高濱さんの言葉が印象的でした。4月からは「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の活動の一環として、この活動に阪急阪神ホールディングスも協力し、阪急阪神ホテルズからの寄付と同額をマッチング(上乗せ)して、環境保全団体へ寄付します。
ちょうどチェックアウト時にお邪魔したので、いくつかのドアには「交換不要」のカードが。ホテル内部の業務だけではなく、お客様も巻き込んだこの活動は、お客様とホテルが一緒になって実践できる社会貢献活動だと実感しました。
 




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