JR京都駅中央口の目の前、まさに京都の玄関口に佇む京都新阪急ホテル。月1回行われる清掃活動にお伺いすると、びしっとスーツを着こなした方も、作業着に身を包んだ方も一様に、手袋をはめ、火ばさみと「ゆめ・まちプロジェクト」のシンボルマーク付きゴミ袋を手にして、作業に取り掛かります。
取材当日は2月末ということもあって、生垣の雑草も少なかったのですが、夏にはゴミ袋一杯になるほどの雑草を抜くこともあるそうです。また、ホテルの前は毎日清掃しているとあってきれいですが、排水溝を開け、お手製のザルで汚泥をすくうと、真黒な泥の中に目立って見えるのは、たくさんのたばこの吸い殻。この他にも生垣の中に、お茶のパックなどが捨てられていたりと、目につかないところにゴミはあるようです。
この日の清掃活動で集まったゴミは、合わせて5kgほど。それでも10人以上のスタッフが作業をして集まった量としては非常に少ない印象を受けました。やはり普段から清掃活動を行っているからでしょうね。
また活動の最中に、地域に住む高齢者の方や、外国からの観光客の方が、興味深そうに見つめていたり、スタッフに「ご苦労さま」とあいさつをしている姿が心に残りました。
京都新阪急ホテルの皆さんの活動は、宿泊されるお客様や観光客の方、地域の方々の目にしっかりと留まっているんですね。
開始より9年を迎え、すっかりホテル内の習慣となった清掃活動。これからも、ホテルマンならではのホスピタリティに満ちた環境保全活動で、美しい地球環境を守るココロを広げていただきたいと、応援したくなりました。 |