ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪急リテールズ・阪急電鉄
ファイト東北!「おにぎりを食べて東北のこどもたちを応援しよう」

第31回は“ファイト東北!「おにぎりを食べて東北のこどもたちを応援しよう」”。コンビニという特性を活かして、東北のこども達を支援するこの活動について詳しくご紹介します。
(本ページの内容は、2012年6月時点のものです)


東北を支援する心を大切にし続けていくために
阪急阪神沿線で展開するコンビニエンスストア、「アズナス」と「アズナスエクスプレス」。
毎日多くのお客様が訪れる駅ナカ、駅チカコンビニエンスストアの特性を生かして行われた“ファイト東北!「おにぎりを食べて東北のこどもたちを応援しよう」”は、アズナス・アズナスエクスプレス全58店舗のうち、おにぎりを扱う56店舗で、おにぎり1個ご購入につき1円を「あしなが育英会(東日本大地震・津波遺児募金)」へ寄付するというもの。
この活動の企画に携わったのが、阪急リテールズの川口さん。
「この活動を行ったのは、2012年3月11日から4月10日までの1カ月間。昨年の東日本大震災から1年を経た現在、震災の記憶を風化させないため、また、被災地への支援の一助となるようにという想いから実施いたしました。
コンビニエンスストアという業務形態での支援活動の形を追求した際に、浮かび上がったのが月間約50万個ほども売り上げられる主力商品のおにぎり。“私たちの生活に密着したこのおにぎりを、何か被災地支援として出来ないか”と企画し、実現したのが今回の活動なのです。」
阪急リテールズ 川口さん

気軽に参加できる社会貢献活動
1カ月にわたって行われたこの活動を、販売する現場から見てきたのは、アズナス梅田3階店の店長、田村さん。「この取り組みの一番良い点は、“気軽に参加できる”という点ではないでしょうか。」と語ります。
「東日本大震災の直後は、多くの方がボラティアのために被災地へ向かったり、積極的な募金を行われました。しかし一年が経過した今、被災地に意識を向け続けるというのはなかなか難しいものです。その点、皆さんの生活の一部となっている、“おにぎりの購入”で寄付を行うということであれば、すんなりと被災地支援に参加できる。
また、コンビニエンスストアという利用頻度の高い場所で、被災地支援に関するポスターやPOPを見ることで、お客様にとって改めて被災地支援について考えるきっかけになればよいですね」。
さらに、こうした活動に関するお客様の反応については、「お客様から直接お声掛けをいただいたことはありませんが、親子連れのお客様が、“おにぎりを買うだけで寄付ができるのは面白いね”とお子様と話されていたり、店内のポップを読み込まれているのを見かけることがあります。」と、その反響について話されていました。
アズナス梅田3階店店長 田村さん

被災地でがんばる、こども達の未来のために
今回の活動期間中に販売されたおにぎりの数は534,709個。阪急阪神ホールディングスからのマッチングギフトと合わせて1,069,418円が、「あしなが育英会(東日本大地震・津波遺児募金)」へ寄付されました。アズナス・アズナスエクスプレスを利用され、取り組みにご参加いただいたお客様に感謝するとともに、被災地のこども達に向けて二人の担当者からエールをいただきました。
川口さん「1年が過ぎても、被災地の復興もなかなか思うようにいかない中、様々な苦労をされていると思います。これからも辛いことはあるかもしれませんが、明るい笑顔を忘れずに頑張っていただきたいです。“がんばろう!日本”という言葉の通り、日本が一つとなって、これからも復興支援を続けていきたいですね」。
田村さん「私達も阪神淡路大震災を経験していますが、今回は津波の影響もあり、想像もつかないご苦労や辛い思いをされていると思います。被災地のこども達に“皆さんが一人ではない”ということを伝えると同時に、阪急阪神沿線から微力ながらも支援を続けていきたいと思います」。

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート ファイト東北!「おにぎりを食べて東北のこどもたちを応援しよう」

梅田駅3階改札口を降りると目の前にあるコンビニンスストア、「アズナス梅田3階店」。
当日レポートに伺ったのは、活動も佳境を迎えた4月6日。店舗の前には、「おにぎりを食べて東北のこども達を応援しよう!」のポスターが掲げられています。お店に伺ったのが、まだ朝ラッシュの時間帯だったこともあり、レジ前はおにぎりやペットボトルを手にしたお客様でいっぱい。忙しいビジネスマンや学生さんにとって、コンビニが生活の一部となっていることを感じさせる光景です。

お客様のピークがひと段落した頃合いを見て店内へ行くと、おにぎりは相変わらず好調に売れていきます。おにぎりの陳列棚に近づくと、レールにも取り組みを告知するPOPが。一人のお客様がレールの取り組み告知を読んでいる姿も見られます。アズナス梅田3階店で販売されるおにぎりは月間にして3万個ほどだそうで、学生さんから、社会人、お年寄りまで非常に幅広いお客様にご購入いただいています。

今回の、“ファイト東北!「おにぎりを食べて東北のこどもたちを応援しよう」”は、ご賛同いただいたお客様のご協力により実現できたもの。しかし実は、アズナス・アズナスエクスプレスでは、店舗での募金箱設置以外はこれが初めての被災地支援活動。それだけに、川口さんも田村さんも、私たちの生活に密着した“コンビニエンスストアならではの社会貢献活動”の可能性を感じていたようでした。私たちが気軽に利用できるお店で、社会貢献活動に参加できる。今回の取り組みをきっかけに、力強く、また可能性に満ちた企画が、やがて生まれていくことを感じさせる取材となりました。





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