ゆめ・まち隊の突撃レポート

阪神電気鉄道
「尼崎車両基地見学」

第35回は、阪神電気鉄道が行う「尼崎車両基地見学」。沿線小学校のこども達を対象に、尼崎車両基地を見学しながら電車の仕組みや整備の仕事について楽しく学ぶ機会を提供するこの取り組みについてご紹介します。
(本ページの内容は、2013年4月時点のものです)


沿線の小学生に、阪神電車の魅力を伝えたい
大阪は梅田・難波から、西は神戸までの阪神間の大都市圏を走る阪神電気鉄道。この阪神電気鉄道で活躍している車両が全部で何両あるかご存知ですか?
答えは358両。そのすべての車両整備を行っている尼崎車両基地では、9年前から沿線小学校のこども達を対象とした見学会を行っています。
阪神電気鉄道の小松さんは見学会の始まりについてこう語ります。
「もともと、沿線小学校の先生方から『車両基地の中をこども達に見せてほしい』と依頼を受けたのがきっかけです。現在も広く募集はかけず、ご依頼があれば、整備スケジュールを調整して開催しており、年間でおおよそ250名のこども達を受け入れています。
尼崎車両基地では見学のための専用コースや十分な案内者を確保できませんので、安全に行き届いた見学会をこども達に提供するためにも、今のペースで内容を充実させながら継続していきたいと思っています」。
阪神電気鉄道 小松さん
沿線の小学生に、阪神電車の魅力を伝えたい 画像2

スタッフの創意工夫で作る、オンリーワンの見学会
実際に基地内に入ると、こども達が電車の仕組みを理解するために『見て。触って』体験できる展示物がたくさんあります。
阪神電気鉄道の大橋さんは展示物に関して「見学会の工程表や説明文もそうですが、こうした展示物もスタッフが手作りで作っているんです。多くの場合は、実際に整備を行うスタッフが、不要となった部品を再利用して作ることが多いですね。空気圧で動かすパンタグラフやダイヤルを回して設定する行先表示器などはこども達に特に人気が高く、操作体験をすると必ず喜んでくれますね。」と話してくれました。
また、その他にも「どうして車輪がうまくカーブを曲がれるのか」をこども達に伝えるために、車輪とレールの手作り模型も展示されており、こどものみならず大人も深くうなずける工夫満載の展示物が盛りだくさん。
大橋さんは続けて「スタッフは見学に来られる方の喜ぶ顔や感想を励みにしながら、『どうやったら楽しく、分かりやすく電車について学んでもらえるだろう』と考えて展示物を作っているんですよ」と、教えてくれました。
スタッフの創意工夫で作る、オンリーワンの見学会 画像1
阪神電気鉄道 大橋さん

こども達の笑顔が原動力
「見学会では何よりもまず、阪神電車に親しんでもらうことを第一に考えています」と小松さん。こども達に分かりやすく、噛みくだいて説明することが何より難しいと言います。
「難しい話ではなく、こども達がわかる言葉で、楽しく説明すること。電車が電気を使って走ること、エコな乗り物であること、みんなが乗りやすくするための様々な工夫があることを、例えば自動車などと比べて話したり、質問をはさみながら説明しています。回を重ねていくうちに説明には慣れましたが、こども達の意外な質問には今も驚くことも多く、それがまた楽しいですね。」
続いて大橋さんは、「先ほどもお伝えしましたが、こども達が見学を楽しめるようにスタッフはみんな、仕事の合間を見ながら色々な工夫をしています。ですから、こども達から『楽しかった』『将来は電車の運転手さんになりたいな』という声が聞けると、とても嬉しくなります。電車、特に阪神電車を好きになってもらえたら本望ですよね」。
ぬくもりがこもった手作りの見学会は、これからも継続していくそう。 ますます「楽しく電車について学べる見学会」になるのだろうと期待できる話を聞くことが出来ました。
こども達の笑顔が原動力 画像1
こども達の笑顔が原動力 画像2

行ってきました!社会貢献担当の当日レポート 阪神電気鉄道「尼崎車両基地見学」

社会貢献担当の当日レポート 画像1 阪神尼崎駅から徒歩5分。54,181m²の広大な敷地がある尼崎車両基地の入り口には、約40名の地域の小学生の姿が。質問や見学の感想を書くためのノートを手にしっかりと持ち、期待に胸を膨らませて笑顔で基地見学が始まるのを今や遅しと待っています。門をくぐり、まず事務所で、阪神電車の紹介、今日の見学コース、そして安全に見学するための注意点の説明を受けたら、しっかりとヘルメットをかぶっていよいよ見学開始。
工場に入った途端、自分の背丈近くある、台車や車輪、機械の入り組んだモーターに対面するこども達。圧倒的な迫力に歓声を上げます。展示された模型を実際に触ったり、動かしたりしながら、「これは何をする機械?」「どこから電気が伝わるの?」「なんでパンタグラフは折りたたまれているの?」と、矢継ぎ早に質問を投げかけると、スタッフも嬉しそうに答えます。

社会貢献担当の当日レポート 画像2 さらに、整備場の外では、車両を水平移動させる装置「トラバーサー」の操作見学や、点検車両の運転席に乗り込んでマイクアナウンスの体験。動く線路をじっと見つめたり、マイクで高らかに駅名をアナウンスしたりと、車両整備の仕事を満喫したこども達からは、「修理にはどのくらいの時間がかかるんですか?」というものから、「電車の中にはいくつボタンがありますか?」という、スタッフもたじたじとなる切り口のものなど、元気いっぱいの質問が飛び出ていました。
「こども達には、電車の魅力だけではなく、ここで行われている作業全てが、安全運行のための大事な仕事だということを理解して欲しいです」と語る小松さん。基地見学で学んだことがびっしりと書かれたこども達のノートからは、車両整備という仕事の重要性をしっかりと学んだ様子がひしひしと伝わってきました。





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