阪急タクシーの本社へは、阪急宝塚線の服部駅から徒歩で。駅前に止まるタクシーの側面はもちろん、服部駅から会社への道すがらお店の軒先やご家庭のドアに「こども110番」のステッカーやのぼりを発見。街ぐるみでこどもを守ろうという、地域の皆さんの暖かな気持ちが伝わってくるようです。
10分ほど歩いて阪急タクシーの本社に着くと、そこにも「こども110番タクシー」の垂れ幕やポスターがあり、この取り組みに向けた思いが伝わってきます。会議室で鈴木さん、久保田さんに「こども110番タクシー」の説明を一通り聞いたあとは、特別に予約センターも見せてもらいました。中に入ってみるとびっくり、部屋中にパソコンがずらりと並んで、マイクを前にしたオペレーターが忙しくドライバーに指示を出しています。それもそのはず、たった1カ所の予約センターで京阪神に広がる全営業所のタクシーをさばくのですから、忙しいのも納得です。
「こども110番タクシー」を通じて安全な“地域環境づくり”の面で社会に貢献している阪急タクシーですが、エコロジーにもしっかりと力を入れています。一例ではアイドリングストップ機能を標準的に装備した車両の導入や、地球にやさしいLPガスを燃料としている点など。もちろん先ほどお話した予約センターの効率の良い配車でも、燃料などの節約を行えるそうです。
外でタクシーの中を見せてもらっていると、久保田さんが「こんなものも作りました。」と、阪急タクシーの愛らしい二頭身キャラクター「タクローくん」のかぶり物を持ってきてくれました。阪急電鉄正雀工場で開催されている「阪急レールウェイフェスティバル」で、実際に社員がかぶり、環境教育活動などを行っているそうで、こども達にも非常に人気があるとか。実際にかぶってタクローくんに変身した瞬間、それまで折り目正しくキチッとお話をしていた久保田さんの雰囲気が激変!とってもコミカルな動きで、タクシーの説明をしてくれたのにはビックリ! これならこども達への人気の高さも納得です。
こども達が安心して暮らせる環境づくりとともに、地球環境にも配慮して活躍する「阪急タクシー」。皆さんもタクシーに乗る際は、駅前で黄色い「こども110番」のステッカーを探してみてくださいね。 |