今回取材に伺ったのは、阪急茨木市駅の北側にある駐輪センター。利用者の方に「おはようございます」「いってらっしゃい」と明るく声をかけ、きびきびと立ち働くスタッフの姿が印象的です。
「あいさつをはじめ、お声がけはスタッフ全員でしっかり行っています。顔なじみの常連さんとは、少し世間話をすることもあるんですよ」と話してくれたのは、この駐輪場の副場長である福田さん。勤続21年という大ベテランです。
「こども110番」活動については、「夕方には、近所の塾に通うこども達がよくやってきます。この活動が始まってから、このこども達のことを今まで以上に気にかけるようになりました。何も起こらないのが一番ですが、いざ助けを求められたときにはきちんと対応できるようにしておかないと」と、意気込みを聞かせてくれました。普段からなじみのあるスタッフなら、お子さんはもちろん、女性の方も困った時に声をかけやすいですよね。
西山ドライブウエイでは今後、新しく入社したスタッフに対して、業務内容の研修と併せて「こども110番」活動の教育も行っていくとのこと。さらに、既に対応を把握している現場責任者に対しても、マニュアル内容の定期的な再確認や、「こども110番」の対応実例の共有などを予定しているそうです。
安全な暮らしを守る拠点としての「こども110番」の取り組みが、タクシー、店舗、駐輪場・駐車場と広がっていることをうれしく思う取材となりました。
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