梅雨の合間に晴れ間がのぞいた6月14日、谷上駅付近の山田川河川敷で「2014山田川ホタル鑑賞会」が開催されました。イベント開始の数時間前に会場を訪れたところ、谷上地区自治連合会の方々が足下の草を刈ったり、暗くなっても危険がないように川岸にロープを張ったりといった準備をしていらっしゃいました。北神急行電鉄のスタッフも一緒に、和気あいあいとした雰囲気です。
あたりが薄暗くなってくるにつれて、家族連れを中心に多くの参加者が続々と来場。4回目の開催となる今回は、周辺地域への認知度が上がってきているのか、過去最高の参加人数だったそうです。
山田川の水面にホタルの光が輝きはじめたのは、日がすっかり沈んでしまってから。緑色を帯びた光が飛び交う幻想的な風景に、「あそこ!光った!」という歓声が上がっていました。中には「ほ、ほ、ほーたる来い」と歌う微笑ましいこども達の姿も。
また、地元婦人会の方々がボランティアで用意する豚汁も大好評。地域の特産品である「北神みそ」を使っており、肌寒い風が吹く日没後にはぴったりの温かさでした。
会場の近くでは、ゆっくりとホタルを鑑賞できるようにという配慮から、当日に限り街灯を切ってくださったビルもあるそうです。北神急行電鉄が行政や住民と地域ぐるみで進める取り組みに、理解と共感が広がっていることが伝わってきました。
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