「のせでんアートライン」開催期間後半の「収穫祭」に、取材のため会場を訪れました。妙見口駅に降り立つと、そこは緑が広がる別天地。大阪市内からわずか1時間弱でこれだけ豊かな里山が広がってといることに、新鮮な驚きを感じました。
今回、メイン会場となったのは、休校中の黒川小学校校舎を利用した黒川公民館。木造平屋の建物は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。教室に入ると、平面、立体、映像など、個性豊かで型にはまらないアート作品が目に飛び込んできます。これをアーティストと一緒に作り上げたワークショップは、こども達だけでなく、地域の方にとっても、とても刺激的で、充実した時間だったと思います。能勢電鉄の皆さんが、地域発展のために何かしたいという思い、アーティストの方々の熱い思いのこもった作品は、着実に、地域に根付いているように感じました。
日暮れ前、灯籠に火を灯すお手伝いをさせていただきました。日が暮れて夜になると、幻想的な風景が出現。訪れた方の中には近隣キャンプ場の宿泊客もおられて、皆さん「きれいね〜」と声をあげていました。「のせでんアートライン」を通じて、これからも地域の魅力を発信し、そのよさを多くの方に発見してもらえたら、と願う取材になりました。 |