プロジェクトの全工程に携わり地域社会の未来の実現をトータルプロデュース

2018年入社/阪神ケーブルエンジニアリング(株) 通信事業部
工学研究科 電気・情報系専攻修了

草間 章博(Kusama Akihiro)

これまでの経歴

1年目~
阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 通信課
阪神電車の通信系設備の更新や新設の企画、設計、施工管理を担当。阪神なんば線の車内多言語放送システム構築やダイヤ改正に伴う各種システム更新に携わる。
3年目~現在
阪神ケーブルエンジニアリング(株) 通信事業部取材当時
有線通信・無線通信両方の事業を展開する自社にて、両事業の技術面を担当。

現在の仕事

当社は地域BWAの免許を有し、地方自治体向けの無線通信ソリューションを展開しています。私は、このソリューションを利用することで、どこからでもインターネットに接続可能なパソコンを設計し、エリア内の小中学生に一人一台のパソコンを提供するプロジェクトに携わっています。具体的には、パソコンの仕様決定から、教材ソフトの選定、他のシステムとの連携などの技術面を担っており、お客様のご要望のヒアリングや工程管理、アフターサービス検討の全工程に携わっています。
※公共の福祉増進のために割り当てられた周波数を用いた無線通信システムのこと

仕事のやりがい

エリア内の全ての小中学生が、家庭にWi-Fi環境がなくても、オンライン授業が受けられ、ネット経由で課題を提出できるようになる。そんな未来を実現するべくプロジェクトが始動しました。
私は、この取り組みにおいて、プロジェクトの全行程に主導的に携わり、未来の実現ををトータルプロデュースできるところが、仕事の醍醐味だと感じています。また、鉄道電気設備の設計に携わっていた以前と比べて、ビジネスモデル、ステークホルダー、サプライチェーンなど、考える領域が広がりました。まだ異動して半年ほどで、取り組み自体も道半ばですが、プロジェクトを完遂させ、お客様に喜んで頂けた暁には、大きなやりがいを実感できると思っています。

未来に向けて挑戦したい事

最近は製品やサービスだけでなく、利用時の「顧客体験」の重要性が高まり、「製品やサービスのファンになってもらう」という考え方が浸透しています。そこでグループ内の鉄道、不動産、エンタメなどの各事業の連携をより強化し、一つのサービスとして提供することで顧客体験のレベルアップを図りたいと考えます。そのために当社をはじめとする情報通信系会社がデジタル技術の知見を生かし、各事業のつなぎ役として貢献したいと思っています。AIやクラウドなど凄まじいスピードで技術革新が進む今、新技術をいち早く取り入れて事業間連携を強化することでお客様に快適さや感動をお届けし、「阪急阪神ファン」をより増やしていきたいです。

学生へのメッセージ

私は就職活動が人生最大のターニングポイントだと考え、インターンやセミナーなどにできるだけ多く参加していました。最初は自分がどんな業界に興味があるのかまったく分かりませんでしたが、その業界や会社で働くことを想像して求めるものを明確化していきました。「若いうちから企画系の業務ができること」「さまざまな業務に携われること」を重視して活動を進め、最終的には「社員の雰囲気が自分に合っていること」が決め手となり、当社で働くことを決めました。入社前に抱いていた期待は見事に叶えられ、1年目から重要なプロジェクトの主担当を任せてもらい、現在も情報通信系の多種多様な業務に携わっています。皆さんも後悔のないよう、さまざまな会社や社員の話を聞き、社会人生活の第一歩が有意義なものになるように頑張ってください!

1日のスケジュール

8:30 出社、メールチェック
9:00 チームミーティング
10:00 お客様との仕様打合せ
12:00 昼食
13:00 仕様検討資料、見積書の作成
15:00 メーカー様との打合せ
16:00 打合せ議事録の作成
17:00 明日以降の打合せ資料準備
18:30 退社

私のマストアイテム

ノートパソコンです。ノートパソコンは現在携わるプロジェクトで開発中のデモ機をメーカー様から貸し出していただき、会議の議事録作成などで活用しています。小中学生向けに開発したモデルなので持ち手が付いていたり、タブレットとしても使えたり、利便性抜群です!

プライベート

カメラ片手に旅行に出かけ、何気ない瞬間を切り取るのが大好きです。カメラは学生時代から欲しかったものの、高価で手が出せず、初任給でようやくゲットした思い出の品でもあります。写真はハウステンボスに行った時のもので、ヨーロッパ風の建物をカメラに収めるのが楽しかったです!社会人になってからは国内旅行ばかりで海外には行っていないので、思い出のカメラとともに海外を旅したいです。

※社員の所属や掲載内容は、2020年取材時のものです。