BtoCで培った情報通信技術を、BtoB事業でも活かしていきたい

2013年入社/(株) ベイ・コミュニケーションズ 技術部
基礎工学研究科 システム創成専攻 修了

西下 宏平(Nishishita Kohei)

これまでの経歴

1年目〜
阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 技術課
約1年間、予算管理・経理業務を担当。
2年目~
阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 電気部 通信課
鉄道通信設備の設計・施工管理を担当。連続立体交差事業や気象情報システム改修など大規模な工事に携わる。
4年目~
(株)ベイ・コミュニケーションズ 技術部取材当時
ケーブルテレビ事業を行う同社において、各種情報通信サービスを技術面から支援。
10年目~現在
アイテック阪急阪神(株) ファシリティ事業本部 第1営業部 兼 グロースプロモーション部
全国の自治体向けに、見守りを軸とした安心安全ソリューションの販売戦略立案及び提案、導入を担当。無線インフラの検討にも携わる。

現在の仕事

放送センターからお客様宅まで信号を伝送する「伝送路設備」の設計、保守管理を担当しています。(株) ベイ・コミュニケーションズ(以下 当社)はテレビだけでなく、インターネット、電話、ホームセキュリティといった様々なサービスを提供しており、これらサービスを電車の「車両」とすれば、伝送路設備は「線路」に例えられます。つまり、線路がないところには新たに敷設し、既存の線路を良いコンディションに保つことが私の仕事です。また、従来型の同軸ケーブル伝送路設備だけでなく、近年主流となっている光ケーブルの工事も担当しています。センターからお客様宅までを光ケーブルのみで構成し、BSパススルー(BS放送を専用の受信機なしで視聴できるサービス)とインターネットの高速化を実現する、FTTH(Fiber To The Home)サービスの提供にも携わっています。

仕事のやりがい

情報通信の分野は日進月歩で、競争が激しい業界です。私たち技術者は、新たなサービスを創り、今あるサービスをより良くしていかなければなりません。近年の当社でも、高速無線通信のLTEやIoT技術を活用したホームセキュリティなど、形になったサービスが多数あります。一方で、地域密着で事業を展開する当社では、時にお客様の声をダイレクトにいただくことがあります。私たちのサービスはどこが評価されているのか、どこに改善すべき点があるのか。そこには新サービスのヒントが隠れています。新技術というシーズとお客様のニーズの両方が身近にある環境の中で仕事をし、これらをいかにしてマッチさせるか、という将来を描ける点に面白さを感じています。

未来に向けて挑戦したい事

当社の第一の使命は、地域のみなさまに、情報通信サービスを通じて「安心・快適」「夢・感動」をお届けすることです。その使命を果たしたうえで、他の地域ではBtoB事業を展開していきたいというのが私の夢です。鉄道事業でもそうですが、各地のケーブルテレビ局も機器やシステムを使用するユーザーとして同じような悩みを抱えています。そこで、私たちがユーザー視点を持ち、システムを構築することができるグループ会社と協力すれば、本当に困っていることを解決できるのではないか、と考えています。

学生へのメッセージ

就職活動は、人生の中でも大きな選択の一つです。正解は存在しないと思いますが、後で後悔しないように、自分が納得できるやり方で活動することが何より大切だと思います。私の場合は、様々な業界の会社のセミナーに足を運び、社員の方に話を聞くようにしていました。もちろん、わざわざ出向かなくてもインターネットで情報を得ることはできますが、重要な選択をする時、自分で見聞きしたこと以上に信頼できる情報はないと私は思います。

1日のスケジュール

8:30 出社、メールチェック
9:00 技術検討資料作成
11:00 営業部と打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 伝送路設備設計、図面作成
15:00 現場調査、お客様対応
17:00 チームミーティング
17:30 工事会社と打ち合わせ
18:30 退社

私のマストアイテム

会社から支給されている【携帯電話】は必須アイテムです。障害発生時の工事会社とのやり取りなど、急ぎの用件はすべて携帯。この業界に身を置いていると、「いつでもどこでもつながる」ことの裏にある関係者の努力に頭が下がります。

プライベート

学生時代の友人と定期的に「普段は体験できないことをしよう」というコンセプトで旅行に出掛けています。この時は真っ暗なトンネルや眺めのいい高架橋など、鉄道の廃線跡を自転車で走りました。

※社員の所属や掲載内容は、2017年取材時のものです。