「街の顔」である駅を通してよりよい街づくりと沿線価値向上を目指す

2011年入社/阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 工務部
工学研究科 建築学専攻修了

谷野 早苗(Tanino Sanae)

これまでの経歴

1年目〜
阪神電気鉄道(株) 不動産事業本部 技術部
駅前商業施設・高架下商業施設の設計・工事を担当。
4年目~
阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 工務部 施設課
阪神本線連続立体交差事業(鳴尾工区)における鳴尾駅の設計・工事や、阪神梅田駅の改良計画、阪神バス車庫・本社の建替え計画などを担当。
7年目~
育児休職
出産後、約1年間の育児休職を取得。
8年目~
阪神電気鉄道(株) 都市交通事業本部 工務部 施設課取材当時
甲子園駅周辺整備事業の設計・工事や、沿線の都市交通施設の改良計画・工事を担当。
9年目~
阪神電気鉄道(株) 経営企画室 沿線活性化担当
※現在の阪神電気鉄道(株) 沿線価値創造推進室
阪神沿線の価値向上に向けて、行政や民間企業等との連携による沿線活性化活動や沿線の調査研究に取り組む。
10年目~現在

育児休職

現在の仕事

所属する阪神電鉄工務部では、お客様が安全・快適に阪神電車をご利用いただけるよう、鉄道施設の維持・管理及び新設・改良などの計画や工事を実施しています。その中で私は、駅などの建築物に関する設計・工事を担当しており、駅を中心とした沿線価値の向上に寄与する施設整備に取り組んでいます。より良い施設を整備するためには、事業主として、また技術者として、幅広い知識や視野を持つ必要があります。特に鉄道工事は、電車をご利用いただくお客様への影響も大きいため、綿密な計画を立てた上で、多岐に渡る関係者と調整をしながらプロジェクトを推進する必要があります。

仕事のやりがい

今の時代、「安全」をお客様にご提供することは鉄道会社にとって当たり前のことです。この「当たり前」を守った上で、お客様に期待以上の「快適」をご提供することが、選ばれる鉄道、住みたいと思っていただける沿線を作るためのカギだと考えています。また、プロジェクトを推進するためには、社内での部門を超えた調整の他、行政・設計者・施工者などの多数の関係者と連携し、それらを取りまとめることが必要となります。困難な課題に直面することもありますが、関係者と連携してプロジェクトが実現したとき、さらに、お客様からの喜びの声をいただくことができたときには、大きなやりがいを感じることができます。

未来に向けて挑戦したい事

駅は地域のシンボル的な存在、言わば「街の顔」です。駅やその周辺施設が変われば、人の流れが変わり、街の雰囲気が変わり、そして沿線の価値が変わると思っています。私は、誰もが利用しやすく、誰からも愛される駅を作ることで、周辺地域の価値を高め、より多くの方に「住んでいてよかった」「訪れてよかった」と思っていただける街づくりに貢献したいと考えています。自身がこれまで携わったプロジェクトや、今後携わるプロジェクトの積み重ねによって、沿線がより魅力的なエリアへと成長し続けることができればと思っています。

学生へのメッセージ

就職活動は、自分自身と向き合ってこれまでの歩みを振り返り、これからの自分自身を考える絶好の機会です。そこで得られた自身の価値観と様々な会社の価値観をよく比較して、自分の想いに正直な会社選びをしていただきたいです。そのためには、たくさんの会社を訪問し、その会社の雰囲気を肌で感じることが大切です。将来、自分がいきいきと働いている姿が想像できる、そんな会社との出会いを大切にしていただきたいと思います。

1日のスケジュール

9:30 出社・メールチェック
10:00 行政協議
12:00 昼食
13:00 資料作成・確認
15:00 社内打ち合わせ
16:00 図面・見積書確認
17:00 退社

私のマストアイテム

工事現場では、【作業着・ヘルメット・安全靴】を着用します。現場は安全が第一のため、工事の状況を確認する際、足場をのぼったりする際には、安全で動きやすい服装であることが必須です。

プライベート

休日は、家族での時間を大切にしています。子どもの目線になると、普段当たり前のように目にしていることが新鮮に感じられ、新たな発見があります。子どもが興味を持ったことを大切にして、のびのびと育ってほしいと思っています。

※社員の所属や掲載内容は、2018年取材時のものです。