新たな価値を創造し、沿線や関西の活性化につなげたい

2005年入社/ 阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 都市交通計画部
自然科学研究科 建設学専攻 修了

樋口 大介(Higuchi Daisuke)

これまでの経歴

1年目〜
阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 鉄道営業部
車掌・運転士の見習業務に従事。
2年目〜
阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 技術部 建築・設備担当
駅のバリアフリー化の計画、小規模工事等を担当。
4年目~
(株)アーバン・エース(現:阪急設計コンサルタント) 第二建築部
グループ会社からの立場で鉄道施設(駅舎他)に係る改修などの計画、設計、工事管理を担う。
5年目~
阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 技術部 建築・設備担当
嵐山駅美装化や梅田JR高架下リニューアル、梅田駅リファイン工事、正大塾建設の支援など、さまざまなプロジェクトを推進。
11年目~
阪急電鉄(株) 都市交通事業本部 都市交通計画部(交通まちづくり担当)取材当時
課長補佐として新線・新駅、大規模駅改良、駅を中心としたまちづくりなどの計画・検討に携わる。
14年目~
阪急設計コンサルタント(株) 第二建築部
阪急電鉄の鉄道施設(駅舎他)に係る改良・保守工事の管理や、メンテナンス業務を受託する部門の運営を担う。
19年目~現在
阪急電鉄㈱ 都市交通事業本部 技術部 土木技術担当 兼 建築・設備担当
高架橋・トンネルなどの土木構造物および駅舎他の建築・設備に係る保全業務(維持管理・修繕等)を統括する。

現在の仕事

都市交通計画部(交通まちづくり担当)では、まちの将来ビジョンを見据えたうえで、沿線価値の向上や新たな価値の創造を目指し、鉄道と沿線のまちづくりに係る計画・検討を担当しています。具体的には、新線・新駅、駅改良、駅を中心としたまちづくりや、沿線行政などから要請を受けた都市計画事業などの計画・検討に携わっています。私自身はとりわけ技術部での経験を活かし、駅と周辺のまちに関わる将来計画やプロジェクトの推進を主に担当。関係者と連携して、より良い沿線まちづくりに向けた戦略を立案していくことが使命です。例えば、沿線地域のステークホルダーである行政・地元関係者と協議・連携し、社内の部門を超えた調整を主導。会社としての方向性や施策を取りまとめ、実現に向けた舵取りと推進役を担うといった業務に携わっています。

仕事のやりがい

プロジェクトを推進するうえで、会社のビジョンを踏まえ、その参謀役を担えることが何よりの醍醐味です。しかし、その一方で自らの考え・発想・アイデアが沿線やまちに影響力を持つという大きなプレッシャーと責任も感じています。面白みを感じるのは、困難な課題に対し、これまでの経験と新たな知識を組み合わせ、自分の思いを込めた解決策で方向性を導き出しているとき。また、そのプロセスにおいて、部門を代表して関係者との信頼関係を築き、その結果、お互いの考えや思いが共有され、一体となって仕事が動き出すときにも面白みを感じます。こうした日々の仕事にチームメンバーと楽しみながら取り組み、業務を進められることが私にとってのやりがいです。

未来に向けて挑戦したい事

沿線の皆さまから持続的に愛されるために、安全かつ快適な鉄道事業を永く守るとともに、新たな魅力・価値を発信・提供し続けていくこと。さらには沿線、ひいては関西の活性化に繋げていくことに挑戦したいと思っています。そのためには社会の動きを的確に捉え、同時に地域との連携を強化して、あるべき将来の沿線像を描くとともに、自身の領域・活躍のフィールドに固執することなく、沿線・まちに対してのオリジナルな仕掛けを加えていくことを心がけています。また、プライベートでは家族との時間を大切にし、幸せに過ごすこと。二人の娘が自分の沿線・まちを愛し、そのまちで毎日楽しく生活し、できれば、そのようなシーンを生み出そうとしている父の仕事に誇りを持ってくれれば、なお嬉しいです。

学生へのメッセージ

就職活動は、多くの企業・人と出会い、見識が広がる、またとない貴重な機会です。仕事を通じて、どういう人生を歩みたいか、何を成し遂げたいか、その原点を深く考え・模索してください。そして、訪問した企業が何を大切にしているか、それが自身の価値に合うかといったフィーリングも重要だと思います。事実として、私の志望動機(原点)は変わることなく、仕事を通じて得た価値観も原点に符合し、恵まれた仕事・職場の仲間にも巡り合えていると感じています。

1日のスケジュール

8:30 出社・メールチェック
9:00 部下と一日の予定確認
10:00 プロジェクトの打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 行政・関係者との協議(外出)
16:00 プロジェクトの進捗報告
17:00 協議・報告資料の作成・確認
18:30 退社

私のマストアイテム

図面を読み取る際に使う物差しであり、簡単な作図にも使用する【三角スケール】です。空間の大きさを把握し、正しくイメージを膨らませることが計画・検討の基本!私の必需品です。

プライベート

ノー残業デーの終業後に、関係する部署のメンバーで開催しているフットサルの様子です。体力低下の防止を目的として参加していますが、学生の頃のように体がついていかず、最近は足が遠のいています。

※社員の所属や掲載内容は、2017年取材時のものです。