阪急阪神 未来のゆめ・まち基金 市民団体助成プロジェクト

第10回助成対象団体は以下の通りです。
【第7回 助成対象団体】 (本ページの内容は、助成時点のものです)
 2018年9月3日~10月23日まで募集しました第10回市民団体助成プログラムは、京阪神から広く102団体のご応募がありました。ご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。
選考の結果、以下の18団体へ総額1,179万円の助成を実施いたしました。これからも「未来にわたり住みたいまちづくり」のために、地域の皆様との協働に取り組んでまいります。

●団体助成部門●(助成額 50万円)※( )内の市名は団体事務所の所在地
地域活性化部門(分野別50音順)
一般社団法人 祇園祭ごみゼロ大作戦(京都市)
(祇園祭宵山における資源の分別回収・減量活動)
散乱ごみや可燃ごみの増加が課題であった祇園祭から「ごみがゼロになること」を目標に活動する団体です。3Rのうちリデュース・リユースの2Rの視点を活かし、2,000名以上のボランティアスタッフを集め、宵山エリアにおいてリユース食器などを用いたごみの減量活動とエコステーションの設置・運営による資源の分別回収活動を通して、持続可能で美しい祭づくりを展開しています。また、多くのボランティアスタッフへの環境教育を通して、地域で活躍するリーダーの育成も行っています。
【URL】http://www.gion-gomizero.jp

NPO法人 なごみ(西宮市)
(多世代で行う地域共生のまちづくり)
高齢化と住民同士の交流の減少が地域の課題となる中、西宮市鳴尾東地域では、全ての地域住民が住み慣れたまちで暮らしていけるよう、地域特性に応じた魅力あるまちづくりを行っています。共生型地域交流拠点のカフェの運営を中心に、多世代交流できる食事会、まちのことを学び・考える連続講座「地域のがっこう」、大学ゼミと連携し地域課題を解決する「鳴尾東つながるプロジェクト」など、社会課題を解決する様々な事業を先進的に行っています。
【URL】https://narunago.wixsite.com/machicafe

髭の渡し花咲き会(尼崎市)
(コスモス園開催を通じた環境改善)
阪神・淡路大震災の発生以降、不法耕作や不法投棄で荒廃していた武庫川河川敷の環境を改善することを目的に、地域住民が中心となって設立した団体です。兵庫県や尼崎市と協働し、河川敷で大規模なコスモス園を開催しています。また、コスモス園開催に伴い、コスモスの種まきイベントや、開園直前の清掃活動を兼ねた花見会を実施し、地域住民がボランティアに参加することを通して、地域住民の交流の機会も提供しています。
【URL】http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/manabu/flower/082kosumosu.html

六甲アイランドを美しい街にする会(神戸市)
(定期清掃や花壇の手入れによる環境整備)
地域住民主体で六甲アイランドの環境美化を行うべく設立された団体です。島内の小学校や企業とともに定期的に清掃活動を行ったり、小学校での環境学習の支援をしたりして、きれいなまちづくりや環境への関心を高めています。さらに、地元住民や学校等をうまく巻き込みながら、島内5か所の花壇を整備して、春には六甲アイランドチューリップ祭、夏から秋にかけては家族で参加できるサツマイモを育てる会を実施し、自然と触れ合う場を提供しています。
【URL】http://www.hyogo-communitynetwork.com/machikai/index.html

社会事業活性化部門(分野別50音順)
NPO法人 関西こども文化協会(大阪市)
(こども達を取り巻く様々な課題に対する「子どもの権利」の保障)
貧困、虐待、いじめ、不登校など、こどもを取り巻く様々な課題があり、こどもがこどもとして成長発達する権利が十分に保障されていない中、「子どもの権利条約」の具現化をミッションに活動する団体です。団体の専門性を活かし、虐待や悩みの電話相談、放課後児童支援員認定資格研修、生活困窮世帯のこどもの自立支援、また親子の交流の場を運営しています。そのほか、大阪市内でフリースクールやこども食堂なども行い、こどもの居場所づくりを行っています。
【URL】http://www.kansaikodomo.com

キッズファーム in 京都大原(京都市)
(「畑から食卓まで」の実体験を通じた食育活動)
都市部在住の子育て世代の親子が、食べ物への理解や里山への関心をもつことを目的として、「畑から食べるまでのまるごと体験」に取り組む団体です。京都大原ののどかな里山を舞台に、土づくりから始まり、種(苗)から野菜を育て、収穫し、採れたて野菜を調理し食べるまでを親子で一緒に体験するプログラムを提供しています。また、「お餅つき」や「味噌仕込み」などの食育プログラムも実施し、こども達に「食」の楽しさも伝えています。
【URL】http://kidsfarm.tumblr.com

神戸・灘おもちゃの病院(神戸市)
(おもちゃの修理を通じたモノを大切にする心の育成)
「じいちゃんが孫のおもちゃを治す」をモットーに、毎月神戸や灘の商業施設等でおもちゃ病院を開院し、こども達のおもちゃを原則無償で直しています。大切なおもちゃが直ることにより、こども達に感謝する心、モノを大切にする心を育むとともに、どうして動き出したのかという興味関心を引き立てて科学の心を芽生えさせることを目的としています。また、修理中には、こども達とコミュニケーションを図ることを大切にしており、世代間交流の場ともなっています。そのほか、おもちゃドクター養成講座を開催し、新たなドクターの養成にも努めています。
【URL】https://www.facebook.com/koubenadaomocha/

NPO法人 しぶたね(大東市)
(重い病気をもつこどものきょうだいの支援)
重い病気をもつこどものきょうだいは、不安、寂しさ、罪悪感など複雑な気持ちを抱えやすく、不登校になったり、人格形成に影響を及ぼしたりすることもありますが、そんなきょうだいへのサポートは日本にはほとんどありません。そこで、きょうだいのためのイベントや、病院の廊下で保護者を待つきょうだいとあそぶボランティアのほか、きょうだいのための小冊子の配布、きょうだい支援を担う人を増やしつながるための研修ワークショップや、講演、啓発活動を通して支援の輪を広げています。
【URL】http://sibtane.com

たてじまアートプロジェクト実行委員会(神戸市)
(高校生のアート体験・地域貢献の機会提供)
高校の授業の一環として、学生達の豊かなアート体験と、商店街の活性化の両立を目指して始まった活動です。地元の小学校・幼稚園のこども達から公募したイラストを、高校生が縦縞をベースにデザインし、アートボードを制作します。制作したボードは新甲子園商店街のアーケードに展示することで地域活性化につなげています。また、地域住民もアートの表現者となることを目標に、縦縞にちなんだあそびなどを行う「たてじまアートまつり」も実施しています。
【URL】https://www.facebook.com/tatejimaart
※2020年7月31日に解散されました。

NPO法人 日本こども支援協会(大阪市)
(里親制度の全国的な啓発および支援)
日本では里親制度になじみがなく、里親が不足している現状に対して、里親制度の認知度の向上や、スキルアップ、支援を行う団体です。日本で初めて全国、100か所以上で街頭啓発を行う「全国一斉里親制度啓発キャンペーン」を行うなど、啓発活動に力を入れています。そのほか、シンポジウムの開催や、実家庭の子育て支援、大阪市里親会のイベント支援や里親が悩みを吐き出せる場の創出など、こども達のために里親増加・支援を行っています。
【URL】https://npojcsa.com

ひょうご自然教室(神戸市)
(自然観察会を通じたこども達の環境への関心向上)
急速な経済的発展で自然破壊が進む中、身近な自然の中で自然を大切にできるこども達を育てる目的で1972年に設立された団体です。阪神間~姫路を2つの地区に分け、小中学生の会員を対象に、社会人・学生・高校生のボランティアリーダーが地区ごとに毎月1回の月例自然観察会を実施しています。長年のノウハウが詰まった手作りの観察カードを使って観察会を行うことが特徴です。また、各種団体からの要請により、自然観察会のリーダー派遣なども行っています。
【URL】http://hyogosizen.wp.xdomain.jp

琵琶湖疏水アカデミー(京都市)
(小学校における琵琶湖疏水を通じた地域学習支援)
京都の近代化や現在の水道水を支える琵琶湖疏水について、京都市内の小学校4年生は年間15時限もかけて学びますが、適切な教材が少ないという課題がありました。そこで、元小学校教員が行政機関、研究者などと連携し、こども達の学びを支援するために立ち上げた団体です。メンバーの特性を活かし、手作りの教材を使った学校への訪問授業や社会見学の支援などを行っています。そのほか、「琵琶湖疏水新聞コンテスト」を開催し、こども達の活躍の場を提供したり、蹴上浄水場の一般公開などで紙芝居の上演を行なったりすることで、疏水の重要性を伝えています。
【URL】http://sosui.main.jp

●事業助成部門●(助成額最大 100万円)※( )内の市名は主な事業の実施場所
地域活性化部門(分野別50音順)
一般社団法人 セーフティネットリンケージ(大阪市ほか)
(ICTを活用した多世代で見守り合えるまちづくりの関西展開)
独自に開発した、「捜索支援アプリ」と「緊急連絡ステッカー」を使用し、個人情報を保護した状態で、協力者とご家族が直接連絡をとれる日本初の仕組みを運用している団体です。緊急時(迷子、行方不明、病気発生、自然災害など)に、地域で助け合える協力者を増やし、見守り合えるまちを育てるプロジェクトを阪急阪神沿線で展開します。また、行政や地域主導のプロジェクトの展開を目指し、関西圏での導入の働きかけや仕組みを体験できるスタンプラリーを祭やイベント内で実施する予定です。
【URL】http://mimamoriai.net/

一般社団法人 タウンスペースWAKWAK(高槻市)
(地域住民の声を反映したコミュニティの再生)
大阪北部地震後の災害支援を通じて、情報格差の課題や、独居高齢者、障がい者、一人親世帯などの要援護者が社会的孤立に陥りやすいという状況がわかりました。そこで、高槻市がすでに方針決定した市営住宅の建て替えに向け、こども・若者・高齢者などまちに住む多様な人たちの声(ニーズ)を拾い上げ、まちづくりプランを策定し、今後のまちづくりの計画へとつなげます。また、建て替え後の地域コミュニティの中心となるコミュニティスペースを立ち上げ、多様なセクターとの協働によりハード面・ソフト面からコミュニティの再生を図る予定です。
【URL】https://wak2.jimdo.com/

社会事業活性化部門(分野別50音順)
NPO法人 チャイルド・ケモ・ハウス(神戸市ほか)
(重い病気のこどもと家族の多様な支援をコーディネートできる人材育成)
重い病気のこどもと家族にとって、治療以外にも日々の生活、友達関係、通学など多岐にわたる支援が必要です。そのため、こどもや家族の支援に関わる医療、福祉、教育、NPO、企業スタッフ、ボランティアらが制度や立場を越え、多様な支援をコーディネートできる人材が求められていますが、その重要性はまだ広く理解されていません。そこで、まず、多様な支援のあり方をテーマとしたシンポジウムを開催し、その出席者の有志等でつくった事例検討会を積み重ね、参加者が実際の支援の場に戻ったときに、多様なコーディネートをできるようにする予定です。
【URL】http://www.kemohouse.jp/

認定NPO法人 D×P(神戸市ほか)
(定時制高校におけるつながる場づくりと就職サポート)
定時制高校に通う高校生に「つながる場」と「いきるシゴト」を届け、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望が持てることを目的とした事業を行います。具体的には、定時制高校で社会人・大学生ボランティアと高校生が対話を通じてつながりをつくる、単位認定された授業「クレッシェンド」を実施するとともに、校内に進路相談室「ライブラボ」をつくり、高校生一人一人の段階やニーズにあわせて、情報提供やインターンの紹介などの様々な機会を提供する予定です。
【URL】http://www.dreampossibility.com/

NPO法人 寺子屋プロジェクト(京都市ほか)
(魅力的なプログラミング体験の提供と開発教材のオープンソース化)
プログラミング教室の人気が高まっていますが、その多くが経済的にゆとりのある家庭向けのサービスとなっています。また大多数の小学校で触れるプログラミングの内容は、非常に限定的なものになるとみられます。そこで、教育用ドローンや動物型ロボットなどを活用し、こども達が楽しめるプログラミング体験を提供するとともに、日常的に活用できる教材モデルを開発し、開発した教材をオープンソースとしてWEB上で無償で公開することで、全ての経済層のこども達がサービスを享受できるようにする予定です。
【URL】https://www.teraschool.jp/

六甲山を活用する会(神戸市ほか)
(六甲山における自然体験プログラムの自主運営チームづくり)
当団体が10年以上かけて国立公園内の六甲山上に自然体験ができる場として「まちっ子の森」を整備してきましたが、その管理・運営を次世代に継承していくことが今後の課題となっています。そこで、自然児を育む自然体験プログラム「まちっ子の森デー」の参加者を定着させ、「まちっ子の森クラブ」を発足させ、登録者を募ります。その中から、運営に参加できる保護者グループを集め、ゆくゆくは「まちっ子の森」を自主管理する運営組織として、市民グループへの自立を図る予定です。
【URL】http://www.rokkosan-katsuyo.com

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