④ 一人ひとりの活躍
取組方針
多様な個性や能力を最大限に発揮できる企業風土を醸成するとともに、
広く社会の次世代の育成にも取り組みます。
非財務KPI
指標 | 目標値 | 範囲 |
---|---|---|
従業員満足度 | 継続的に前回調査を上回る | 当社及び主要6社(※)で2年に一度実施 |
女性管理職比率 | 10%程度まで向上(2030年度) | 当社及び主要6社 |
女性新規採用者比率 | 30%以上を継続 | 当社及び主要6社 |
特定保健指導実施率 | 60%以上(2025年度) | 当社及び主要6社 |
喫煙率 | 15%以下(2025年度) | 当社及び主要6社 |
男性の育児休業等取得率 | 100%(2025年度) | 当社及び主要6社 |
障がい者雇用率 | 法定雇用率以上を継続 | 特例子会社適用18社 |
人権研修受講率 (当社主催の階層別研修) |
100%を継続 | 当社及び主要6社 |
具体的な取組の方向性
①働きがいの向上および労働環境の整備
お客様へより良質なサービスを提供するために、従業員の働きがいや働きやすさを高めることが重要です。当社グループでは、働きがいの向上および労働環境の整備に向けて、当社グループが独自に設計した従業員満足度調査を隔年で実施し、その結果のモニタリングと、取り組みへの反映(PDCAサイクルの循環)を行っています。また、職場環境や各種制度を整えるなど、柔軟な働き方の支援に取り組んでいます。
②健康経営の推進
当社グループでは、「人の尊重」を大切な価値観とし、従業員やその家族の健康がグループの豊かな未来の礎であると考えています。一人ひとりの健康意識の向上と働きがいのある職場を実現するため、当社グループでは「健康宣言」を制定しており、「阪急阪神Wellnessチャレンジ」をスローガンに、カラダの健康、ココロの健康、職場の健康についての取り組みを推進しています。また、当社グループでは「職場の健康」の取組の一環として「禁煙推進宣言」を制定するなど、禁煙支援、教育・啓発、環境整備に取り組んでいます。
③ダイバーシティ&インクルージョンの推進
当社グループでは、従業員一人ひとりが性別や年齢、ライフステージや障がいの有無にかかわらず、個性や能力を最大限に発揮し、活躍できる環境を整備することで、様々な価値観が響きあう躍動感溢れる組織づくりに取り組んでいます。具体的には、「仕事と育児・介護の両立支援」「女性の活躍推進」「障がい者雇用」を推進し、各種制度の整備などを行っています。
④人権の尊重およびハラスメントの防止
当社グループでは、「人権の尊重に関する基本理念・基本方針」を策定し、従業員一人ひとりの人権感性を高めるための啓発活動に取り組んでいます。中でも職場におけるハラスメントについては、従業員の能力発揮を阻害する重大な問題と捉え、トップメッセージの発信や教育・啓発活動、従業員対象のアンケート調査など、グループ全体でハラスメント根絶に向けた取り組みを進めています。
⑤次世代を育成する機会の提供
当社グループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」では、「次世代の育成」を重点領域のひとつに掲げ、小学生向け体験学習プログラム「阪急阪神 ゆめ・まちチャレンジ隊」や「阪急ゆめ・まち わくわくWORKプログラム」をはじめとする様々な活動を実施しています。
<小学生向け体験学習プログラム「阪急阪神 ゆめ・まちチャレンジ隊」>- 鉄道の現場や、ホテル、宝塚歌劇、阪神甲子園球場などグループ各社の持つノウハウや施設などの事業特性を活かした小学生向け体験学習プログラムを夏休みに実施しています。この取組により、経済産業省が主催する「第8回 キャリア教育アワード」の大賞や、文部科学省が主催する「令和2年度 青少年の体験活動推進企業表彰」の最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞しました。
<小学生向け出張授業「阪急ゆめ・まち わくわくWORKプログラム」>- 阪急電鉄は、社員が講師となり、小学校高学年向けの出張授業を提供しています。創業者・小林一三のチャレンジ精神や阪急電鉄のまちづくりの歴史を伝えることで、自らのまちへの愛着や将来の夢を育むことを目的としています。