第12回 助成対象団体

(本ページの内容は、助成時点のものです)

2020年9月1日~10月16日まで募集しました第12回市民団体助成プログラムは、京阪神から広く87団体のご応募がありました。ご応募いただいた皆様、誠にありがとうございました。選考の結果、以下の14団体へ総額827万円の助成を実施いたしました。これからも「未来にわたり住みたいまちづくり」のために、地域の皆様との協働に取り組んでまいります。

※記載の市町名は団体事務所の所在地

阪急阪神 未来のゆめ・まち基金
2020年度第12回助成対象団体の
活動報告動画

(約14分)

新規助成団体

(助成額 50万円)

地域環境づくり

次世代の育成

継続助成団体

(助成額 100万円)

地域環境づくり

次世代の育成

阪急・阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト

NPO法人 いけだエコスタッフ

池田市

持続可能なまちづくりの提案

周辺地域の環境保全を図るため、主に4つの事業(地球温暖化防止活動、3R(※)、再生可能エネルギー、環境学習)を横断的に行うことで持続可能なまちづくりを提案しています。地元小学校での「環境学習推進事業」、3R普及啓発イベント「食とリユースのマルシェ」、食と環境問題啓発のための菜食レストラン「3RキッチンVegan」などを実施し、主体的に持続可能なまちづくりを担う人材の育成に努めています。
(※)3R…リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つのRの総称。

一般社団法人 京都竹カフェ

京都市

放置竹林対策活動

竹に関心のある個人、民間団体、研究者、企業、行政職員などが集まり、連携して放置竹林対策活動を中心とした里山の保全を行っています。放置竹林を解消するために、プラットフォームの役割を果たすほか、竹を新たな産業資材とするための開発や竹の活用方法を市民に伝える活動、竹検定(年2回)、竹セミナー、竹まなびツアー、竹林マップの作製、木津川の竹筏下りなどを行っています。

NPO法人 地域環境デザイン研究所ecotone

京都市

地域循環型社会の支援・啓発活動

現在の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会システムの変革を目指し、ライフスタイルの見直しを図るなど、環境共生型まちづくりを推進しています。大阪市や京都市内などでの祭りやイベントでのリユース食器のレンタル、移動式の仮設給水機の設置などリデュース・リユースをキーワードとしたごみ減量の仕組みづくりとその実践を行い、「脱・使い捨て」そして「循環型社会形成」に向けた活動を推進しています。

豊中緑化リーダー会

豊中市

都市緑化の推進・啓発活動

花や緑のある美しく潤いのあるまちづくりを進め、快適な生活環境を実現するため、豊中市の「緑化リーダー養成講座」修了者が中心となって、都市緑化の推進や啓発活動を進めるとともに、地域の緑化活動や花いっぱい運動などのボランティア活動への参加および支援を行っています。その活動の中で、地域緑化のため、花苗を育成し、豊島公園を中心に花壇育成管理を行い、市民の花壇の活動グループやこども園などとも協働しながら苗を提供しています。

NPO法人 武庫川ECO-LABO

尼崎市

地産地消の啓発と環境教育

尼崎の海で釣れる魚を釣り人から提供してもらい、食材として、こども食堂や市内の団体・飲食店に提供する事業を中心に、こどもが自分で釣った魚を捌いて食べる食育イベント、環境教育の講師、水質測定などを行っています。綺麗になりつつあり、美味しい魚も住む、尼崎の海の現状を多くの人に知ってもらうことで、地元の魚を食べてもらう契機となるよう、その機会の提供に努めるとともに、こども達が地元・尼崎の海を誇りに思えるよう活動を展開しています。

NPO法人 アトリエ・Petata

神戸市

社会課題に関する絵本の読み聞かせとアート制作

幅広い年齢のこども達を対象に、SDGs・防災などをテーマにした絵本の読み聞かせを行い、そこから広がるイメージをアートとして表現することで、社会課題を難しくとらえることなく理解を深め、体得する機会を提供しています。具体的には、SDGsや防災に関する絵本の読み聞かせとアート制作イベント、こども病院での読み聞かせと簡単工作イベント、絵本と工作の『えほんのひろば』、絵本講座など様々なイベントを開催し、次世代の育成に努めています。

一般社団法人 子育て園ぽかぽか

西宮市

地域と連携した多様なこども達の第2の家

行事、遊びの継承、自然体験を大切に、地域の協力を得て、子育て支援を行う小規模保育施設と障がい児通所施設を運営しています。夏祭りや餅つき大会などの行事を自治体と協働で開催し、その場を地域の方にも開放し、こども達と地域の方々の関わる機会をつくることで、「地域ぐるみの子育て」の意識を高め、インクルーシブ(包摂的な)社会の実現に向けて、「共に生きる」の理念のもと、誰もが必要とされ、認められて生きる場となることを目指しています。

NPO法人 JAE

大阪市

こども達の「未来を切り拓く力」を育む活動

“自分や社会の未来”を切り拓くための課題解決力、チームワーク力などを育むため、企業や地域と連携しながら、キャリア教育プログラム「ドリカムスクール」、インターンシップなどを小学生~大学生等を対象に展開しています。団体創設以来、10,000人を超えるこども・若者にチャレンジする機会を提供しています。

社会福祉法人 ストローム福祉会 エリザベス・ストローム記念 山王こどもセンター(大阪市)

大阪市

困難な状況下のこども達の多世代交流を通じた居場所づくり

こどもの遊び場、活動の拠点として異年齢児童のふれあいを深め、日常生活および行事などを通じ社会性を高めるなど、児童の健全育成を支える児童館を運営しています。幼児から小学生だけでなく、中高生も大人も地域や障がいの有無に関わらず「誰でも来られる場所」を目指しています。多様な人が足を運ぶため、こども達は自然と「多様性」について学ぶことができる場所となっています。

NPO法人 北摂こども文化協会

池田市

こども達の多様な実体験支援

こどもの心が豊かに育つために必要な基盤である安全・安心を守る地域づくり、こどもが自分の興味・関心に応じて自由にのびのびと過ごし、好奇心の赴くままに様々なことに挑戦して、他者と協働しながら物事をつくりあげていく体験の場、文化芸術の鑑賞や体験の機会を提供しています。2002年から実施している「いけだ夢燈花(ゆめとうか)」は地域の方々やこども達の交流の場となり、こども達を見守るきっかけづくりにもなっています。

一般社団法人 タウンスペースWAKWAK

高槻市

地域住民の声を反映したコミュニティの再生

大阪北部地震後の災害支援を通じて、情報格差の課題や、独居高齢者、障がい者、一人親世帯などの要援護者が社会的孤立に陥りやすいという状況がわかりました。そこで、高槻市がすでに方針を決定した市営住宅の建て替えに向け、こども・若者・高齢者など、まちに住む多様な人たちの声(ニーズ)をひろい上げ、まちづくりプランを策定し、今後のまちづくりの計画へとつなげます。また、建て替え後の地域コミュニティの中心となるコミュニティスペースをたち上げ、多様なセクターとの協働によりハード面・ソフト面からコミュニティの再生を図る予定です。

NPO法人 チャイルド・ケモ・ハウス

神戸市ほか

重い病気をもつこどもと家族のサポーター育成事業

重い病気をもつこどもと家族にとって、治療以外にも日々の生活、友達関係、通学など多岐にわたる支援が必要です。そのため、どこにも相談できないと思ってしまうような問題でも「あのね」と気軽に相談を始められ、その中からニーズをひろい、分野を超えた支援をコーディネートできる人材が求められていますが、その重要性はまだ広く理解されていません。そこで、こどもや家族からの相談を聞き、ニーズをコーディネーターにつなぐ人材「地域あのねサポーター」と分野を超えた支援をコーディネートする人材「あのサポplus」を育成する予定です。

NPO法人 寺子屋プロジェクト

京都市ほか

魅力的なプログラミング体験の提供と開発教材のオープンソース化

プログラミング教室の人気が高まっていますが、その多くが経済的にゆとりのある家庭向けのサービスとなっています。また、大多数の小学校で触れるプログラミングの内容は、非常に限定的なものになるとみられます。そこで、公立の小学校などとも連携し、こども達が楽しめるプログラミング体験を提供するとともに、日常的に活用できる教材モデルを開発し、開発した教材をオープンソースとしてWEB上に無償で公開することで、全てのこども達がサービスを享受できるようにする予定です。

六甲山を活用する会

神戸市ほか

六甲山における自然体験プログラムの自主運営チームづくり

当団体では10年以上かけて国立公園内の六甲山上に自然体験ができる場として「まちっ子の森」を整備してきましたが、その管理・運営を次世代に継承していくことが今後の課題となっています。そこで、自然児を育む自然体験プログラム「まちっ子の森デー」の参加者を増やすとともに、「まちっ子の森クラブ」を発足させ、登録者を募ります。その中から、運営に参加できる保護者グループを集め、ゆくゆくは「まちっ子の森」を自主運営する組織をつくる予定です。